FIRE後に気づいた「金投資」の本当の価値

ゴールド投資 投資の基本

今回は、最近ポートフォリオへの組み入れしている「ゴールド投資」について、その是非をかんがえてみたいと思います。

正直に言いますと、私はこれまで、資産形成期においては完全なる「ゴールド不要」信者でした。
「株・債券は資産を経済活動で資産を生むが、金はただあるだけで何も生まない」と考えました。

早期リタイア前後での環境の変化で、現在の守りの投資スタンスは「ゴールドあり」派です。「守りの資産運用」に興味がある方には参考にしていただけるかもしれません。

  

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かつて私が「ゴールドは無し」だと思った理由

私が長年ゴールドを敬遠していた理由はシンプルです。私の投資のバイブルであるジェレミー・シーゲル氏の名著『株式投資 長期投資で成功するための完全ガイド』の影響を強く受けていたからです。

この本には、過去200年間の資産ごとのリターンについて、衝撃的なデータが記されています。

名目リターン
  • ゴールド: 約14倍
  • 消費者物価指数: 約14倍
  • 株式: 約880万倍
株式投資 長期投資で成功するための完全ガイドより

このデータが示す事実は明白です。金は「インフレに合わせて価値を保つ(購買力を維持する)」ことしかできませんが、株式は「圧倒的なリターン」を生み出します。金は配当も生まなければ、成長もしない。ただのモノです。

「日々の価格変動にビクビクせず、長期で持てるなら、株を買うのが一番理にかなっている」
資産を最大化しようと必死だった頃の私は、そう結論づけ、ゴールド投資には目もくれませんでした。

  

なぜ今、「ゴールド投資あり」に変わったのか

そんな私が考えを改めた理由は、私自身の「ライフステージの変化」にあります。

  1. 投資期間の減少: 年齢を重ね、「超長期」で待てる時間は少なくなってきました。
  2. FIREによる守りの意識: 給与所得がない状態で、資産が暴落して評価額が激減するのは、精神的にかなり参ります。
  3. 「DIE WITH ZERO」の精神: 死後の世界にお金は持っていけません。これ以上ガツガツと資産最大化を目指すよりも、「安定的なポートフォリオで、夜ぐっすり眠れる安心感」を得たいと考えるようになりました。

今は、アクセル全開で飛ばす時期ではなく、安全運転で景色を楽しむ時期。そう割り切った時、ポートフォリオに「クッション」としてのゴールドを入れる選択肢を選ぶこととなりました。

  

現在のゴールドの投資環境

現在、高値更新を続ける現在のゴールドですが、今の価格上昇には以下のような理由があるようです。

  • 中央銀行の爆買い: 中国をはじめとする各国中央銀行が、ドル依存を減らすために金を大量に買い集めています。
  • 脱ドル化・地政学リスク: 戦争や紛争が絶えない中、「無国籍通貨」としての金の価値が見直されています。
  • インフレの定着: 貨幣価値が下がる中、実物資産である金が強さを発揮しています。

どの内容も、しばらくは続きそうな感じです。

また、海外の主要機関のレポートを読み込んでみると、彼らも単なるブームではなく「構造的な変化」として捉えているみたいで、総じて金に対して強気のようです。現在の価格は通過点という見方も多く、これは一過性のブームというより、世界経済の構造変化によるトレンドだと捉えられてるようです。
  

ゴールドは、ポートフォリオにどう取り入れる?

では、具体的にどれくらい持てばいいのでしょうか。どのような環境になっても備えられるポートフォリオとして有名なものがありますが、その1つを紹介します。
(あと、パーマネント・ポートフォリオ、ゴールデンバタフライポートフォリオとかもありますが、今回は割愛。知りたい方はぜひ検索してみてください)。

オール・ウェザー・ポートフォリオ

世界最大のヘッジファンド「ブリッジウォーター」の創業者レイ・ダリオ氏が提唱する、どんな相場でも問題ない「全天候型」ポートフォリオです。これをベースに自分のポートフォリオを考えている投資家も結構いると思います。

  • 【配分】 株式 30% / 長期国債 40% / 中期国債 15% / 金 7.5% / 商品 7.5%
  • 【特徴】 値動きの激しい株を減らし、債券を多く持つことでリスクを一定にします。金はコモディティと合わせて「実物資産」枠として機能します。
  • 【長所】 バランスが良く、着実な右肩上がりを目指せる。

個人的には、資産全体の数パーセント〜10%程度を組み入れるのが良いのではないかと考えています。

 

何を買うべきか?

金の延べ棒(現物)は保管が大変なので、ETFや投資信託が現実的です。しかし、銘柄選びには注意があります。

人気のETF「純金上場信託(1540)」の功罪

金ETFといえば、「SPDRゴールド・シェア(1326)」「純金上場信託(1540)」(愛称:金の果実)あたりが有名です。
特に、「純金上場信託」については、日本に保管された金が裏付けがあり、しかも「本物の金の延べ棒へ現物転換してくれる」というロマンあふれる機能があります。

しかし、人気が出すぎた弊害として、「理論価格(本来の価値)」と「市場価格(取引値)」の差(乖離)が一時20%も開くという異常事態が起きました。
現在も3%ほど割高な状態が続いています。「金そのもの」よりも高い値段で買わされることになるため、現時点で買うのは正直おすすめしません。

以下は参考記事です。

ちなみに私が購入しているのは「iシェアーズ ゴールド ETF」

参考までに私が購入しているのは、「iシェアーズ ゴールド ETF(314A)です。
世界最大の運用会社ブラックロックのETFで、ロンドンの金価格に連動します。

中身は、同社のETFである「iShares Physical Gold ETC」への投資になります、そのETFは「Physical」とある通り、実物資産を裏付け資産として保有している商品です。
単なるデータ上の指数連動商品(デリバティブ)を投資対象とするETFもありますが、裏付けとして金庫に本物の金塊が保管されているという安心感はあります。

それでいて、信託報酬は年率0.22%程度。既存のETF(0.44%程度)の半額水準ですので、投資効率もいいと思います。

さらに衝撃の選択肢:「サクっと純金」

そして、調べていて一番驚いたのが投資信託の「サクっと純金(SBI・iシェアーズ・ゴールドファンド)」です。

なんとこれ、中身は「iシェアーズ ゴールド ETF」と同様にブラックロックの金ETF(iShares Physical Gold ETC)に投資する仕組みなのですが、信託報酬(コスト)がなんと、年率 約0.1838%(内訳:投信コスト0.0638% + 投資先ETFコスト0.12%)でした。

投資対象が同じETFが「iシェアーズ ゴールド ETF」ETFの信託報酬 年率 約0.22%のなか、さらに低いコストで抑えてきてます。

「ETFを買うより、投資信託で買ったほうが手数料が安い」という、ちょっとビックリな事実を発見してしまいました。
 

結論

というわけで、私は現在、資産の安定化装置としてゴールドのETFを少しずつ買っていますが、積立で手間なく最安コストを享受するなら投資信託の「サクっと純金」。このあたりが、今の最適解になりそうです。

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【この記事を書いた人:モンチ】
資産2億でFIRE達成。投資歴25年の元サラリーマン投資家です。
インデックス投資で資産を作り、現在は「社債」で守りを固めています。

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