【衝撃の結論】「年齢とともに株を減らす」が資産寿命を縮める真犯人だった

【年齢とともに株を減らす】は危険?FIRE後の資産寿命を延ばす取り崩し術 FIRE後の生活

 著者:モンチ(投資歴25年・運用資産2億円/インデックス×社債で完全FIRE)

毎月の給与という「入金」がない生活で、生活費のために資産を取り崩す――。これがFIRE後にどれほどの心理的な重圧を伴う行為か、経験してみないとなかなか実感が湧かないものです。

「年齢とともにリスクを下げていけば安心」というのが、投資の世界では長年の定石とされてきました。いわゆる「100 - 年齢 = 株式の保有比率」というルールですね。

しかし、その「株式比率を右肩下がりに下げていく運用」の常識こそが、FIRE後の資産枯渇を招く最大の罠になり得るとの研究があります。

この記事では、直感とは真逆の「右肩上がり」の資産配分が、なぜ資産をより長持ちさせるのか、そしてズボラな私でも続けられているその「自動化」の仕組みについて実体験を交えてお話しします。

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FIRE後、投資のルールは「増やす」から「減らさない」へ変わる

FIREを達成した瞬間から、私たちの投資の前提は大きく変わります。それは「資産を増やすゲーム」から、「いかに資産を減らさないかという防衛戦」へのパラダイムシフトです。

会社員時代は、毎月決まった給料が入ってきます。だから相場が暴落しても、「じっと我慢していれば、そのうちまた元に戻ってくる」と腹をくくって耐えることができました。

実際、投資歴25年の私自身、リーマンショックのときは含み損が膨らむ画面を見て、胃がキリキリ痛む夜を何度も過ごしました。それでも売らずに耐え抜けたのは、毎月の給料という強力な「入金力」があったからです。生活費は給料でまかない、資産運用については、相場が回復するまでじっと待っていればよかったわけです。

ところがFIRE後は事情が一変します。給料という入金がなくなり、代わりに資産の取り崩しが始まるからです。すると暴落が起きたとしても、生活費をまかなうために、涙を流しながら安値で株を売却(利確ならぬ、損確)せざるを得ない場面が出てきます。

ここが恐ろしいところで、その後相場が回復してきても、暴落の底値付近で取り崩してしまった分は戻ってきません。「相場は元に戻ったのに、自分の資産は思ったほど戻ってこない」——これが会社員時代とはまったく違う、FIRE後特有の底知れぬプレッシャーの正体です。

【常識の罠】資産配分で「年齢とともに株式比率を下げる」のが危険な理由

出口戦略の定石として「100-年齢=株式の保有比率」といった、年齢を重ねるほど株式を減らしていく右肩下がりの資産配分がよく語られます。

多くの人が「年を取るにつれてリスク許容度が下がるのだから、株式の比率を徐々に下げて安全資産(債券や現金)を増やしていくのが定石だ」と思い込んでいます。現役時代から慣れ親しんだこのルールを続けるのが一番安全な気がしますよね。

しかし、ことFIRE後の「取り崩し期」においては、この右肩下がりの資産配分は資産枯渇のリスクを極めて高くしてしまうのです。

その最大の原因が「シーケンスリスク(収益順序のリスク)」と呼ばれるものです。

シーケンスリスクとは、リタイア直後の数年間に運悪く大暴落(悪い相場)が直撃してしまうと、後から相場が回復しても、取り崩しによって口数が減ってしまっているため、二度と資産が元の水準に戻らなくなってしまう恐ろしいリスクのことです。

つまり、定石通りに毎年少しずつ株式を減らし続け、さらに生活費のために取り崩しを行っていると、相場が底を打って回復するタイミングではすでに手元の株式がわずかしか残っておらず、資産が二度と元の水準に戻らなくなってしまうという残念な結果を招くのです。

FIRE後の資産配分シミュレーション!過去100年のデータが導き出した「右肩上がり」の正解

では、資産を最も長持ちさせる正解は何なのか?

米国のファイナンシャルプランニング研究者であるWade D. Pfau氏と Michael Kitces氏が、過去約90年の市場データをもとに1万回以上のシミュレーションを行った結果、導き出された答えは直感とは真逆でした。

その研究で導き出された結論は、「リタイア開始時は株式比率を低く抑え、そこから時間をかけて徐々に株式比率を引き上げていく(右肩上がりの運用)」戦略こそが、最も資産枯渇リスクを抑えられるというものでした。

『高齢になってからリスクを取るなんて正気か?』——正直、最初は私もそう思いました。

しかしその数字の裏付けを知ったとき、「なるほど、これなら暴落のダメージを最小限に抑えながら、回復の恩恵をしっかり享受できる」と深く納得しました。相場が好調であればしっかり利益を享受でき、仮に暴落が来ても致命傷にはならない。そんな仕組みが、この直感とは真逆の結論の裏側にはあります。

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バケツ戦略で「右肩上がり」を自動化!資産寿命を延ばす株式比率の正解とは?

「理屈はわかったけど、わざわざ株を買い増すタイミングを計るなんて面倒くさい」——そう思われた方、ご安心ください。

私が実践している「バケツ戦略」を使えば、ズボラでも自然と最適な「自動右肩上がり」の仕組み作りができるのです。

やり方はシンプルで、生活費を短期(現金)・中期(債券)バケツから優先して取り崩していくだけ。すると、残った資産全体における長期(株式)バケツの割合が、何もしなくても自然に上昇していきます。つまり、バケツ戦略そのものが「自動右肩上がり」装置になってくれるわけです。

▼バケツ戦略の基本的な組み方については、こちらの記事で

では、ここで最も重要な疑問が浮かびます。

「具体的に、スタート時の株式比率を何%にし、最終的な目標を何%に設定すべきなのか?」
そして、
「そのスタートとエンドの比率によって、資産が一生枯渇しない『成功率』はどう変わるのか?」

実は、この設定を間違えるとバケツ戦略の恩恵を最大限に受けることはできません。
この驚きの理論の詳細と、121パターンのシミュレーション結果に基づく『具体的な株式割合(スタートとエンド)と成功率の関係』について、今週の有料メルマガで徹底解説しています。

さらに、米国株の割高感を示すシラーCAPEレシオが40倍を超えている現在の異常な相場環境下で、私が実際に株式比率をどれくらい低く抑えているのか、そのリアルな数字も公開しています。

ご興味のある方は、ぜひ以下のリンクから詳細を覗いてみてください。

メルマガFIRE達成おやじの舞台裏:ブログでは語りきれない投資の葛藤と生原稿

さいごに

FIRE後の取り崩し期というのは、結局のところ相場環境や税金だけでなく、何より自分自身の「不安」や「感情」との戦いなのだと感じています。だからこそ、感情に振り回されないよう、事前にロジカルなルールを決めておくことが一番の防御策になると私は考えています。

  • 「年齢とともに株式比率を下げる」右肩下がりの配分は、シーケンスリスクにより資産を早く枯渇させる可能性がある
  • 過去データでは、逆に「右肩上がり」で株式比率を徐々に上げていく戦略のほうが資産寿命が長い
  • バケツ戦略を実践すれば、特別なことをしなくても自然と「右肩上がり」の配分が作れる

PS
皆さんは、将来の「資産の取り崩し」に向けて、何か具体的なルールや戦略を考えていますか?「こんな出口戦略を想定している」「実は取り崩しが不安でたまらない」など、ぜひコメント欄で皆さんのリアルな声を聞かせてください!

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