12月に入り、今年も残りわずかとなってまいりました。
この時期になりますと、投資をされている方々の間では「新NISA の年間投資枠をどう使い切るか」という話題が増えてくるように感じます。
私自身も先日、ようやく今年分の投資枠への資金投入を終えることができました。当初は一部を余らせてしまおうかとも考えたのですが、最終的にはきっちりと満額を使い切る形で落ち着きました。
今回は、私が直面した「ETF購入時の端数問題」と、その解決方法について、また世の中の平均的な積立額について記事にしてみました。
成長投資枠に残った23,299円という端数
結論から申し上げますと、今年の成長投資枠に「23,299円」という中途半端な金額を残してしまいました。
新NISAには「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2つの枠がございます。私はそれぞれの枠で投資対象を分けて運用しており、
- つみたて投資枠:投資信託(全世界株式インデックス)でコツコツ積立
- 成長投資枠:ETF(上場投資信託)で運用
という方針で進めいました。
つみたて投資枠で購入している投資信託については、月10万円とキリのいい数字で満額が埋まるため、こちらは無事に使い切ることができました。
問題となったのは、ETFにこだわった成長投資枠の方でした。
ETF特有の購入単位という壁
ETFは投資信託とは異なり、株式と同様に市場価格で10口などの売買単位での購入となります。
今年の成長投資枠の上限は240万円です。私がETFを買い進めた結果、年末に向けて調整を試みたものの、株価の変動もあり、どうしても、満額を埋めることが難しい状況となります。
その結果として残ったのが、23,299円という金額でした。
当初は「成長投資枠のポートフォリオはETFだけで統一したい」という、やや潔癖とも言えるこだわりから、この端数については諦めようかとも考えておりました。ポートフォリオの見た目を崩したくないという気持ちがあったのです。
しかしながら、数日考えた結果……
「やはり非課税枠を無駄にするのはもったいない」
という結論に至りました。美学よりも実利を優先すべきだと考え直したのです。
本日、残りの23,299円分を投資信託でスポット購入し、無事に今年の投資枠を使い切ることができました。投資信託であれば金額を指定して1円単位まで購入できますので、このような端数調整には最適です。
ETFを中心に投資されている方も、年末の最後の調整だけは投資信託を活用されるのが、精神的にも「枠の使い切り」という点でも良い選択かもしれません。
世の中の平均積立額について
ところで、私は今年なんとか枠を埋めようと必死でしたが、一般的には皆様どれくらいの金額を投資されているのでしょうか。
SNSなどを見ると「月10万円(年間120万円)達成!」「成長枠も含めて360万円!」といった声が目立つように感じますが、実際のところはどうなのか、日本証券業協会が公表している公式データ(2025年6月末時点)を確認してみました。
日本全体の平均は月3〜4万円程度
日本証券業協会の「NISA口座の開設・利用状況」のデータによりますと、つみたて投資枠における2025年9月までの年初来累計が107,198円のようです。内訳は、成長投資枠が73,007円、つみたて投資枠が34,191円です。

引用:
日本証券業協会「NISA口座の開設・利用状況(証券会社10社・2025年9月末時点)」
そうすると、
つみたて投資枠の平均積立額:月額 4,000円程度
成長投資枠の平均積立額:月額 8,000円程度
という結果になるようです。
この数字を見ますと、SNSでよく見かける「月10万円満額」というのは、実はかなり少数派の「本格派」の方々であることがわかります。
休眠口座などもあるためもう少し積立額は増えるとは思いますが、世の中の平均的な姿としては、月数万円を無理なくコツコツと積み立てているというのが実態のようです。
「満額を埋めなければ損をする」と焦る必要はなく、ご自身の生活に合ったペースで続けることが最も大切だということを、このデータは教えてくれているように思います。
おわりに
私は今年、意地になって枠を埋めに行った結果、「ETFへのこだわり」を手放して投資信託でフィニッシュすることになりました。
皆様の今年のNISA投資はいかがでしたでしょうか。
「きっちり埋めることができた」という方も、「平均額程度でマイペースに積立中」という方も、来年も焦らず、相場に居続けることを大切にしてまいりましょう。
もし私と同じように「ETFの端数処理で悩んで、結局投資信託を買った」という仲間がいたら、ぜひコメントで教えてください(笑)



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