著者:モンチ(投資歴25年・運用資産2億円/インデックス×社債で完全FIRE)
「お金の準備はできそうだけど、仕事を辞めた後の人間関係や孤独感が不安だ…」
「いざ会社を辞めた後、本当に毎日楽しく過ごせるのだろうか?」
早期リタイアを目指して準備を進めていると、ふとこんな漠然とした不安に襲われることはありませんか?
実は先日、オンラインコミュニティ「FIRE研究所」の公式noteにて、「FIRE後の想定外」という非常に面白いアンケート企画が実施されました。私も回答者の一人として参加し、FIRE生活に突入して約半年が経過した今の「リアルな本音」を暴露してきました。
今回は、このアンケート企画のご紹介と、私が実際に直面した「お金以外の想定外」について、深掘りして記事にしたいと思います。
私を含む6名のFIRE達成者のリアルな体験談を知ることで、これからFIREを目指す方が事前に準備すべき「心の課題」が見えてくるはずです。
FIRE後の失敗や後悔とは? コミュニティ企画「ここが想定外でした!」に参加
以前のブログ記事でもご紹介しましたが、私はFIRE後の社会的な孤立を防ぎたかったこともあり、無料オンラインコミュニティ「FIRE研究所」に参加しています。
そのFIRE研究所の公式noteにて、先日こんな記事が公開されました。
▼掲載されたnote記事はこちら
アンケートのテーマは、ズバリ「私のFIRE、ここが想定外でした!」。
FIRE研究所に所属するメンバー(昨年10月末に退職した私から見れば、先輩FIRE民たち)を対象に、FIRE初日の解放感から、想定外の出費、平日の昼間にぶらぶらしていることへの「世間の目」まで、突っ込んだ質問が投げかけられました。
私も、全8問の質問にありのままの回答させていただきました。
FIRE民のリアルな本音が詰まった非常に読み応えのある記事になっていますので、ぜひ上記のリンクから原文を読んでみてくださいね!
私(モンチ)の回答を深掘り!お金の計算は完璧でも「孤独」は想定外だった
さて、ここからはnote記事に掲載された私の回答について、ブログの読者様向けに少しだけ深掘りして解説したいと思います。
アンケートの「想定外な出費は何ですか?」という質問に対して、私はこう答えました。
(noteの回答より抜粋)
住民税・年金・社会保険料などは退職前にしっかり計算していたので、あまり想定外の出費はなかったです(といっても、どれも一気にお金を持っていかれますので、準備は必要です)。
退職初年度にドカンと請求が来る健康保険料(任意継続を選択)、国民年金、住民税、そして最近の物価高の波——これらについては、現役時代からライフプランソフトを使って緻密にシミュレーションを重ねていたため、金銭的なダメージは完全に「想定内」でした。
ただ、計算上は想定内に違いないのですが、毎回やってくる「何十万円もの振込用紙」を見るたびに、精神的なダメージはかなり受けています。アンケートに回答した時には気づかずに書きませんでしたが、精神的なダメージは想定外だったといえます。
また、アンケートにも書きましたが、「退職のタイミングをあと1ヶ月遅らせれば、冬のボーナスをもらえていたのに、さっさと辞めてしまった」ことも後悔のひとつです。
当時は本当は9月末、期が変わるタイミングで辞める予定だったのですが、業務引継ぎなど会社に気を使って退職日を10月末にしました。12月頭がボーナス支給日のため、どうせ延ばすなら会社のことを気にせずボーナス日まで延ばせばよかったと、自分の詰めの甘さを思い出すたびに、今でも夜中に枕を濡らしたくなります(笑)。
辞める会社に気を使う必要はありません。皆さんは絶対に自分に有利な形をごり押ししてから、辞表を出してくださいね。
少し話が逸れましたが、私にとって最大の「想定外」は、お金のことではなく「社会との繋がりの喪失」でした。
FIRE最大の失敗? 引っ越しで失った「薄い繋がり」の重要性
私はFIREを機に、職場へ通勤しやすい場所に住みたいという条件がなくなったため、生活コストを抑えつつ穏やかに暮らせる新しい街へ引っ越しをしました。
しかし、これによって「会社の人間関係」と「地域の人間関係」が同時にリセットされてしまいました。
(noteの回答より抜粋)
失った地域のつながりといっても、馴染みの飲食店での他愛ない会話や、ジムのインストラクターさんからの挨拶といった程度のものです。でも、こうした日常の「薄いつながり」がなくなってみると、社会から孤立したような喪失感がありました。
当時はFIRE達成と新天地への移住が重なり、テンションが上がっていたこともあって、後先考えずに勢いで引っ越してしまいました。しかし、いざ本当に「毎日、妻としか会話をしない日々」が続くと、想像以上に「これは危ないかも」という危機感を感じるようになりました。
「社会学における薄い繋がり」がいかに人間のメンタルを安定させていたか。これを失って初めて痛感したのが、FIRE後最大の誤算でした。
孤独対策の救世主! ブログが私を救う「新しい名刺」に
そんな「何者でもない無職の50代おやじ」を救ってくれたのが、このブログの存在です。
アンケートの最後の質問「今も何かしら『仕事のようなこと』をしていませんか?」に対して、私は「ブログ運営」と答えました。
現在のブログ収益は、サーバー代を賄えるかどうかのスズメの涙(ほぼゼロ)です。しかし、毎日時間をかけて記事を書き、こうして読者の皆様に読んでいただき、コメント欄や記事末尾の応援バナーを押してもらえるなどの反応をいただけることが、今の私にとっての「社会的なアイデンティティ」となっています。
他のFIRE達成者の回答から見えた「FIREの多様性」
今回のnote企画では、私以外の5名のメンバーの回答も掲載されていました。これを読んで、FIRE後の感じ方や悩みは本当に「十人十色」だなと面白く感じました。
例えば、想定外の出費について「ペットの医療費が高額になった」という方や、「旅行代で100万円以上使ってしまった(笑)」という方がいらっしゃいました。ライフプラン表にはなかなか組み込みづらい、リアルな「生きたお金」の動きですよね。
また、「平日の昼間にぶらぶらしていることへの『世間の目』は気になりますか?」という質問に対しても、反応は見事に分かれていました。
- 「気にならない。週末の人混みを避けられて快適」という方。
- 「最初はご近所の目が気になったり、『今日はお休みですか?』と聞かれて心がザワザワした」という方。
- 「お巡りさんに捕まって違反切符に『無職』と書かれた時、情けなかった」という方(これには思わず笑ってしまいました)。
さらに、「仕事のようなこと」として、ファイナンシャルプランナー1級の勉強をしてビジネスに繋げようとしている前向きな方もいらっしゃいました。
「FIRE=毎日暇で孤独」という画一的なものではなく、それぞれが自分なりの課題と向き合いながら、自由な時間を全力で楽しんでいる様子が伝わってきます。
さいごに
今回は、FIRE研究所のnote企画「私のFIRE、ここが想定外でした!」に参加したご報告と、私自身のリアルな本音について書かせていただきました。
お金のリスクは、「事前のシミュレーション」と「守りのポートフォリオ」である程度防ぐことができます。しかし、「社会との繋がりの喪失」や「暇との戦い」といったメンタル面のリスクは、私もそうでしたが、実際にその立場になってみないと気づきにくいものです。
これからFIREを目指す皆様は、お金の準備ができたら、次は「FIRE後に自分は何をして社会と関わるか」「どこに自分の居場所を作るか」という心の準備も、ぜひ考えてみてください。
PS
また、私がこのコミュニティに参加した経緯や、現在行われている新メンバー募集(4/7締切)については、過去の記事で詳しく紹介しています。興味のある方はこちらもぜひご覧ください。
こっそり書くと、現在88名ほどが応募しているそうです。また、応募の際に「モンチのブログ経由で知った」と書いてくださった方がいたとのこと——本当にありがとうございます!





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