早期リタイア(FIRE)を目指して情報収集をしていると、必ずと言っていいほど「トリニティスタディ」の「4%ルール」という言葉に行き着きますよね。
私も、この理論に関する様々な記事を読んだりしてみました。
「資産を4%ずつ取り崩せば30年以上枯渇しない」
「年間支出の25倍の資産を作ればいい」
だいたい、4%か25倍という数字が出てきます。しかし、いろいろな記事を読み進める中で、ふと目に止まった「The Rule of 300(300の法則)」という考え方が、凄く理解しやすいと思いました。
今日は、この法則についてシェアします。
「300の法則」とは?
この法則は、FIREに必要な目標金額を算出するための非常にシンプルな計算式で、トリニティスタディの4%ルールに基づきます。
毎月の生活費 × 300 = FIREに必要な資産額
これだけです。
要は、「4%ルール」の根拠となっている「年間支出の25倍」を、月単位に変換したものです。
(25年 × 12ヶ月 = 300ヶ月)
つまり、「月々の生活費の300ヶ月分(300倍)の資産があれば、運用益だけで生きていける」という考え方です。
なぜ「25倍」より「300倍」が使えるのか?
私がこの法則を推したい理由は、「1ヶ月分の重み」が直感的にわかるからです。
「年間支出の25倍」と言われても、私たちは普段、年単位でお金の管理をしていません。家賃も、スマホ代も、食費も、すべて「月単位」で支払っています。
だからこそ、「年間の生活費」をわざわざ計算するよりも、
「今の月の生活費 × 300」
とする方が、自分のゴール(目標金額)をパッとイメージしやすいのです。
例えば、
・毎月20万円あれば生活できる : 20万円 × 300 = 6000万円が目標額
・毎月50万円は必要だ : 50万円 × 300 = 1億5000万円が目標額
と、イメージがしやすいと思います。
そして何より、この法則を使うと「節約の本当の価値」が見えてきます。
「月1万円の節約」は「資産300万円」と等価である
ここからが今日の本題です。
この「300の法則」の式を少し見方を変えてみましょう。
もし、私たちが毎月の生活費を「1万円」減らすことができたら、どうなるでしょうか?
1万円 × 300 = 300万円
これはつまり、「月1万円の支出削減は、300万円分の資産を貯めるのと同じ価値がある」ということを意味します。
FIREを目指す過程で、投資で300万円の資産を上乗せするのは大変な時間がかかります。しかし、生活費を1万円下げることは、工夫次第ですぐにでも可能です。
以下、具体的に例をあげると、
① 家賃の見直し
もし現在賃貸にお住まいで、今より1万円家賃が安いところに引っ越したとします。
これだけで、あなたがFIREするために貯めなければならない目標額が、一気に300万円減ります。
② スマホプランの見直し
大手キャリアから格安SIMなどに乗り換え、月々の携帯代を3,000円安くできたとします。
そうすると、3,000円 × 300 = 90万円。
たったこれだけで、約100万円分もFIREのゴールに近づいたことになります。100万円を貯金しようと思ったら大変ですが、スマホのプラン変更ならば頑張れ実行できそうです。
節約って、やっぱりすごい
「節約=我慢」と捉えると辛くなります。
しかし、「300の法則」という観点で見ると、節約は「FIREまでのゴールのハードルを劇的に下げている」行為だと気づけます。
- 300万円稼いで投資する労力
- 月1万円の固定費を削る労力
どちらが早いかは明白です。
「資産を増やす」も大切ですが、「生活費を最適化する」の効果は、×300倍のレバレッジがかかって効いてくる。
そう考えると、家計簿を見直しは、非常に大事だということを改めて理解することができました。



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