著者:モンチ(投資歴25年・運用資産2億円/インデックス×社債で完全FIRE)
SNSを開けば、「高級外車」や「毎晩の贅沢な外食」といった起業成功者たちのキラキラしたFIRE生活が飛び込んできます。しかし、そうした投稿を見て「自分には無理だ」「どこか違和感がある」と感じたことはありませんか?
投資歴25年、2025年11月に53歳で完全FIREを達成した私も、正直なところ、あの手の派手な発信にはあまり親近感を持てないタイプです。これまで何人ものFIRE達成者とお会いしてきましたが、むしろ、見栄のコストを削ぎ落としたからこそ手に入れた「飾らない自由」を満喫している人がほとんどです。
今回は、私が参加しているオンラインコミュニティの静岡オフ会に参加した際の、1泊2日のリアルな旅行記をお届けします。この記事を読んでいただければ、キラキラ感ゼロの堅実なFIRE仲間の雰囲気や、リタイア後のリアルなマネー事情がわかります。等身大の自由な時間の使い方の参考になれば嬉しいです。
1日目: 平日前乗りで静岡観光!「リタイア後は暇」は本当か?
FIRE後の生活で一番のメリットに感じるのは、平日に堂々と「前乗り」できることです。今回もオフ会の前日から静岡入りし、自分のペースでゆっくりと観光を楽しんできました。
ルートはいたってシンプルです。まずは静岡といえば外せない、清水港で水揚げされた新鮮なネタをこれでもかと乗せたマグロ丼で腹ごしらえ。有名店(?)「清水港みなみ」の贅沢な一杯に、昼から大満足でした。
その後は腹ごなしを兼ねて、浅間神社、駿府城、静岡市歴史博物館を徒歩でめぐり、静岡県庁別館の展望ロビーへ。無料とは思えないほどの眺望に、静岡の街を一望しながらしばし休憩しました。夜は「おでん横丁」で熱々の静岡おでんをつまみに一杯。狭いお店だからこそ、隣に座った他のお客さんや店主さんとの会話が弾むのも、こういう店の醍醐味でした。



ネット上ではよく 「FIRE 暇すぎる」「FIRE 後悔」 といった失敗談の記事を見かけますし、「FIRE後って、時間を持て余して逆に辛いんじゃないの?」と聞かれることがありますが、少なくとも私にとっては真逆です。誰にも急かされず、知的好奇心と食欲を満たしながら好きなだけ歩き回れる。これほど贅沢な時間の使い方はないと、あらためて実感しました。
ただ一つだけ心残りだったのは、終始天気は最高に良かったのに、富士山だけはついぞその姿を見せてくれませんでした。
2日目:FIRE研究所オフ会!ブランド物ゼロの堅実な仲間たち
2日目はいよいよ本題、「FIRE研究所」の静岡オフ会です。集合場所は地元で人気のハンバーグ店「さわやか」。以前参加した1周年記念オフ会でもご一緒したメンバーとの再会に、店に入る前から自然と会話が弾みました。
▼1周年記念オフ会の様子
お店へ向かう道すがら、メンバーの一人からこんな話が出ました。「FIRE達成者っていうと、ブランド物を見せびらかして自慢するような人をイメージしていたんですが、全然そういう人がいないですよね。みんな驚くほど堅実で、自然体だなと思います」。
この言葉を聞いて、深く納得しました。見栄を張るためだけの無駄なコストを使わなかったからこそ、今の自由な生活を手に入れられたのだと思います。何気ない会話でしたが、あらためてこのコミュニティの居心地の良さを実感した瞬間でした。
完全FIRE後のマネー事情!ふるさと納税の減少と「株主優待」の活用法
今回は観光がメインの記事ですが、一応FIRE系ブログですので、オフ会で盛り上がったお金の話も少しだけ共有しておきます。リタイアすると収入の構造がガラッと変わるので、税金や優待との付き合い方もアップデートが必要だな、と感じた話です。
完全FIRE後のマネー事情!ふるさと納税の減少と「株主優待」の活用法
現役時代は、年末が近づくとふるさと納税で各地の美味しいものを取り寄せるのが毎年の楽しみでした。しかし、給与という大きな所得がなくなった今は、控除上限額が大きく下がってしまい、以前のようにふるさと納税の恩恵を受けられなくなりました。これは完全FIREを達成した人ならではの、地味だけどリアルな「引き算」です。
その代わりに重宝しているのが、株主優待です。オフ会のメンバーからも「食品系の優待をもらえる銘柄をいくつか持っておくと、ふるさと納税ができない分をちょうど補える」という話が出て、大いに盛り上がりました。派手なリターンを狙うわけではなく、生活の中でじわじわ得をする。これもまた、守りの投資家らしい楽しみ方だと思います。
地方企業の株主総会を「旅の目的」に。時間に縛られないFIREの楽しみ方
もう一つ面白かったのが、株主総会への参加をレジャーにしてしまおうというアイデアです。 「地方に本社がある企業の株を買って、遊びを兼ねて株主総会に顔を出してみたいね」という話が出ました。
現役時代の忙しい出張とは違い、時間のあるFIRE生活では「あの会社の総会があるから、ついでに温泉に入ってこよう」といった具合に、投資と旅行を掛け合わせた楽しみ方ができます。時間に縛られない自由な投資家ならではの豊かな発想に、大いに盛り上がりました。
見えない富士山と、50代FIRE仲間と語る「相続」のリアルな課題
ハンバーグの後は、日本平にある久能山東照宮へ向かい、その後は、日本平ホテルに移動して優雅にお茶の時間を楽しみました。

2日目も相変わらず天気は良いのに、やはり富士山は雲に隠れて見えません。その見えない富士山が顔を出すのを気長に待ちながら、話題の中に「相続」の話も上がりました。
コミュニティの仲間も年齢を重ねており、「資産を次世代へどう残すか」は、いずれ必ず向き合うべき切実なテーマです。
今回は雑談の一部として触れた程度で、「具体的にどうする」という結論が出たわけではありません。しかし、リタイア生活が安定した先にある「次の課題」として、いつかは向き合うべきテーマです。同世代ならではの共通認識を持てたのは有意義でしたし、今後ブログのネタとしてじっくり考えるのもありかもしれないと思っています。
さいごに:久能山東照宮の「金の成る木」と、派手さを追わない守りの資産形成
日本平から足を延ばして久能山東照宮を参拝した際、境内でたまたま「金の成る木」という木を見つけました。徳川家康公の質素倹約の教えに通じるものを感じ、思わず足を止めて手を合わせてしまいました。あとで見ると金運にも凄く効くとのことです。
そして、帰りにはしっかりと「金の成る木の御朱印」もいただいてきました。

私自身のことだけでなく、オフ会で出会った堅実な仲間たち、そしていつもこのブログを読んでくださっている皆さんの金運向上もお願いしておきました。
今回の静岡旅行を通じて改めて感じたのは、以下の3点です。
- ブランド品で飾らない、堅実で心地よいFIRE仲間の存在のありがたさ。
- リタイア後のふるさと納税ができないリアルと、優待の賢い活用法。
- 自由な時間を使い、投資と旅を掛け合わせる豊かなライフスタイル。
派手さはなくとも、見栄を張らず地道で確実な「守りの資産形成」を続けることが、結局は一番の近道なのだと、今回のオフ会を通じてあらためて感じました。焦らず一緒に、自分たちの「金の成る木」を育てていきましょう。




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