25年間のサラリーマン生活を終え、念願のFIRE生活を始めています。
自由な時間は最高ですが、私たちには実施すべき「手続き」があります。
そう、ハローワークでの失業保険の申請です。
長年、給与天引きで雇用保険を払い続けてきたわけですから、もらえる権利はしっかり行使したいのが本音です。
しかし、いざ行くとなると、こんな不安が頭をよぎります。
「資産があるのに失業保険をもらうなんて、怒られないかな?」
「『もう働く必要ないでしょ?』なんて言われたらどうしよう…」
正直、私も行く前はめちゃくちゃドキドキしていました(笑)。
「働く必要がない」という後ろめたさと、制度を利用する権利との間で揺れる、なんとも言えない罪悪感と緊張感。
昼食後、意を決してハローワークに行ってきたのですが、結論から言うと、FIRE済みでも全く問題なく申請できました。
今回は、FIRE達成者がハローワークで体験したリアルな現場の様子と、手続きの重要ポイントを記事にします。
FIREしてても失業保険はもらえるの?【前提知識】
まず、一番気になる「そもそもFIREした人が受給できるのか?」という点について整理しておきましょう。
ここには明確な「ルール」が存在します。
受給の絶対条件は、働く意思を見せること
FIRE直後の本音としては、「しばらくゆっくりしたい」「働くとしても、ほんの少しのパートでいい」というのが正直なところではないでしょうか。
しかし、窓口でその本音をそのまま伝えるとNGになる可能性があります。
失業保険(基本手当)を受給するためには、「就職する意思と能力」が必要です。
そして、ここで言う「就職」とは、一般的に「週20時間以上の労働」を指します。
- ⭕ OK回答: 「今すぐに働きたいです」
- ⭕ OK回答: 「パートでも構いませんが、週20時間以上は働くつもりです」
- ❌ NG回答: 「週1回、数時間の小遣い稼ぎ程度でいいです」
- ❌ NG回答: 「しばらく休んでから就職したいです」
- ❌ NG回答: 「病気がちなので、あまり働けません」
この「すぐに働きたい」そして「週20時間という数字がボーダーライン」です。
私も窓口では、「いい働き先があれば、今すぐにでも働きたいです」と伝え、スムーズに受理されました。
嘘をつく必要はありませんが、制度を利用する以上、「週20時間以上働く意思がある」というスタンスを示すことが必須条件と覚えておく必要があります。
手続きを爆速化!「事前ネット登録」は絶対やるべき
今回、私がやっておいて本当によかったのが「ハローワークインターネットサービス」での事前登録です。
通常、ハローワークに行くと最初に「求職申込書」という紙の書類を書かされるようです。経歴や希望条件を手書きするのは非常に面倒ですし、時間もかかります。
しかし、自宅でPCから「求職情報仮登録」を済ませておけば、この時間を大幅にショートカットできます。
そして、忘れていけないのは、
「求職番号+QRコード」を持参すること 
窓口で「ネットで登録済みです」とその画面を見せると、面倒な記入作業がすべて省略、職員さんによる確認と不足分の追記だけで完了。手続きが驚くほど早く終わりました。
これから行く方は、絶対に家で登録してから行くことを強くおすすめします。
参考:求職申込み手続きのご案内(ハローワーク)
ハローワーク突撃レポート!現場で見た「社会の闇」
さて、手続き自体はスムーズだったのですが、現場の雰囲気には衝撃を受けました。
私が訪れたのは平日の昼下がり。
「まあ、平日だし空いてるだろう」と高をくくっていたのですが、ドアを開けてびっくり。
ものすごい人、人、人! 満席に近い状態でした。
あと、特に驚いたのが、「新卒応援ハローワーク」のコーナーです。
そこには、大卒なのか高卒なのか、若い子たちが、相談員を相手に真剣な顔で話し込んでいました。
ニュースを見れば「株高」「好景気」「空前の売り手市場」なんて言葉が踊っています。
しかし、ハローワークには職を探して奔走する若者が溢れている。
「景気が良いと思っていたが、ここでは現実の闇を見た」
FIREして資産運用で生きていく「資本家側」に回った自分と、これから労働市場の荒波で苦闘する若者たち。
なんとも言えない複雑な気持ちになりました。
初回の手続きで必要だったもの
- 雇用保険被保険者離職票(1・2)
- 会社から送られてくる必須書類です。
- 証明写真(2枚)
- 【重要】 最近は「マイナンバーカードがあれば写真は不要」という情報もありますが、窓口で聞くと「マイナカード認証だと毎回カードを持参・提示する必要があります」と意外と面倒なことを教えてくれました。
- 写真(縦3cm×横2.5cm)を出して「雇用保険受給資格者証」に貼ってもらった方が、後々のアナログな手続きが楽そうなので、写真は持っていくことをおすすめします。
- 本人名義の預金通帳(またはスクショ)
- 私はネット銀行(楽天銀行)を指定しました。通帳がないので不安でしたが、「銀行名・支店名・口座番号・口座名義」がすべてわかる画面のスクリーンショットを見せればOKでした。
- マイナンバーカード
- 本人確認用です。
- 求職番号+QRコードが印字された紙
- ハローワークインターネットサービスで事前に登録した内容を知らせるために必要です。
事前作業が無駄にならないように、忘れずに持っていきましょう。
- ハローワークインターネットサービスで事前に登録した内容を知らせるために必要です。
今後のスケジュール(説明会と認定日)
今回の手続きで、今後のスケジュールが決定しました。
- 1月27日(水):雇用保険受給説明会(初回講習)
- 2月10日(火):最初の失業認定日
説明会と認定日には必ず参加しなければならず、原則として日程変更はできないそうです。
「せっかくFIREしたのに、スケジュールに縛られるのは嫌だな…」
そう思いましたが、「お金のため!」と割り切って、しっかりと予定を空けておくことにします。
せっかくの制度なので、有効活用したいと思います。
さいごに
手続き自体は「事前ネット登録」と「週20時間の意思表示」さえクリアすれば、FIRE民でも恐れることはありません。
窓口の方も事務的で、決して怒られるようなことはありませんでした(笑)。
ただ、現場の混雑ぶりと、新卒コーナーの光景は、行ってみないと分からない「社会のリアル」でした。FIRE生活で社会との接点が減る中、ハローワークは良くも悪くも、世の中の空気を肌で感じる場所になりそうです。
次回は、強制参加のイベント「雇用保険説明会」に行ってきます。
説明会でどんな話を聞いたのか、またブログでレポートしますので、お楽しみに!



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