クレディセゾン第116回社債はアリ? リスクを徹底評価

クレディセゾン社債 金融商品

本日(2026年1月13日)、皆さんは戦いに参加されましたでしょうか?
そう、SBI証券で実施された「SBI債」の販売です。

私は朝の9時50分からパソコンの前に張り付き、コーヒー片手に時報とにらめっこをしていました。そして10時ジャストに購入ボタンをクリックし……

無事に300万円分、購入することができました。

ホッと一息ついて、30分後に画面を再確認してみると、なんと「完売」の文字が。
まさに瞬殺でしたね。相変わらずの人気ぶりに驚かされました。おそらく、「仕事中で参戦できなかった」という方も多かったのではないでしょうか?

そういう方のために、来週明け(1月19日)から、同じ「5年もの」で、条件が似ている社債の情報です。

それが「クレディセゾン 第116回無担保社債」です。

今回は、この債券が「買うべき価値があるのか?」について、徹底的に考えてみました。

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クレディセゾン第116回無担保社債の概要

まずは、今回の投資対象となる債券のスペックを確認しましょう。

クレジットカード大手のクレディセゾンが発行する、個人向けの社債です。

項目内容
銘柄名株式会社クレディセゾン第116回無担保社債
(社債間限定同順位特約付)
取得予定格付A+(R&I)、AA-(JCR)
期間5年(2031年1月満期)
仮条件利率年1.80% ~ 2.40%(税引前)
※正式な利率は2026年1月16日に決定されます。
申込期間2026年1月19日(月)~ 1月27日(火)頃
お申し込み単位10万円以上、10万円単位

参考URL: 募集要項の詳細(SBI証券)

期間は5年。SBI債と同じです。

利率は「仮条件」なので幅がありますが、仮に上限の2.4%近くで決まれば、SBI債にも引けを取らない高利回りになります。

ネット証券であれば、SBI証券で購入可能です。

リスクの確認 : クレディセゾンが5年以内に倒産する可能性は?

債券投資で一番怖いのは「会社が潰れてお金が返ってこないこと=デフォルト」です。

「クレディセゾンって最近どうなの?」と心配な方のために、直近の決算書(2026年3月期 第2四半期)を確認しました。
参考URL: 財務・業績情報(クレディセゾン IR情報)

結論から言うと、「倒産リスクは極めて低い(安全性は高い)」と判断しています。

格付けは「Aランク」

クレディセゾンという会社自体の信頼性では、R&Iで「A+」、JCRで「AA-」を取得しています。

これは「投資適格」の中でも上位で、地方銀行や一部の大手企業と同等の信用力です。5年以内にデフォルト(債務不履行)する確率は極めて低い水準です。

本業の「稼ぐ力」が絶好調

決算書よると、本業の儲けである「事業利益」は450億円(半年間)です。

今回の社債発行額は150億円、年間の利払い負担は最大でも3.6億円程度ですので、利息を払う能力は余裕であります。

「最終利益が減った」理由の正体

財務の健全性をみると 海外事業での損失引当などはありますが、手元資金(現金同等物)が約770億円あり、資金繰りに窮する状態ではありません。

最近の利益減少があるようですが、理由は以下のようです。

  • 海外事業への備え: インドネシア等の将来のリスクに備えて、あらかじめ損失準備金(引当金)を積んだ
  • 構造改革: 将来性の低いアミューズメント事業から撤退するための処理費用

これらは、会社が傾いているからではなく、「将来のために膿を出し切って、筋肉質な財務にするための前向きな処理」だと思います。

最重要 : 利回りの評価

「倒産しなさそうだから買う」だけではなく、「リスクに見合ったリターンがあるか?」を計算してみました。

まずは、国が元本を保証してくれる「個人向け国債(固定5年)」です。
2026年1月現在、この国債の利回りは1.59%まで上昇しています。

また、同等格付け+5年期限の債券の市場データを確認すると以下です。
市場の平均利回り
 R&I・A格・5年  : 約2.183%
 JCR・AA格・5年  :約2.112%
です。
参考URL: 格付マトリクス表(日本証券業協会)

もし、今回のクレディセゾン債が、仮条件の下限である「1.80%」で決まったらどうでしょうか?

国債との差は、わずか0.21%です。しかも、市場で売られている債券に比べて不利な条件となってしまいます。

よって、市場平均並みの「2.20%以上」あれば、リスクを取る価値が出てきます。

まとめ : 購入すべきかの最終判断基準

SBI債を買えなかった皆さん。

今回のクレディセゾン債を買うべきかどうかは、1月16日(金)に発表される「正式な利率」で決めてください。

私の判断基準は以下の通りです。

利率「2.20% 以上」になった場合

判定: 【買い】

国債に対して十分な上乗せ(+0.6%以上)があり、市場平均とも合致する「適正水準」です。SBI債の代わりとして申し込む価値があります。

利率「2.00% ~ 2.19%」の場合

判定: 【中立】

悪くはないですが、積極的には推奨しません。「少しでも金利を増やしたい」という方は、資産の一部で購入を検討しても良いでしょう。

利率「2.00% 未満」の場合

判定: 【見送り】

リスク対効果が悪すぎます。企業に「安く買い叩かれた」状態です。
この場合は無理に買わず、「個人向け国債(固定5年)」を買う方が、安全性といつでも解約できる流動性の面で圧倒的に賢い選択だとおもいます。

さいごに

個人的な経験では、「買えなかったこと」で焦ってしまうと、悪い結果になることが多いと思います。チャンスは次々とやってきますので、じっくりと腰を据えて投資してください。

まずは、金曜日の利率発表を待ちですね。

ちなみに、数時間で売り切れる可能性もあります。購入を決めた方は、事前に購入資金の準備などをお忘れなく。

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【この記事を書いた人:モンチ】
資産2億でFIRE達成。投資歴25年の元サラリーマン投資家です。
インデックス投資で資産を作り、現在は「社債」で守りを固めています。

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