祝10兆円! eMAXIS Slim米国株式…でも罠にもご注意

eMAXIS slim S&P500 金融商品

2026年が明けて早々、投資界隈が沸き立つビッグニュースが飛び込んできました。
長期資産運用の界隈で人気のある『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』についてです。

なんと、純資産総額が10兆円を突破しました。

日本の公募投資信託(ETF除く)の歴史上、初めての快挙とのこと。
2018年の設定から約7年半。みんなでコツコツ積み上げたお金が、とてつもない額になったようです。

「これで手数料も安くなるし、万々歳!」

そう思っている方が大半だと思います。もちろん、その通りです。
ですが、少しだけ「不可解な罠」について記事にします。

スポンサーリンク

祝・10兆円突破!手数料引き下げの恩恵

まずはお祝いの話題から。

2026年1月7日、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の純資産が10兆円を超えました。
参考:『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』純資産総額10兆円突破のお知らせ

このファンドの素晴らしいところは、「純資産が増えるほど、信託報酬(手数料)が安くなる」という仕組みです。

今回、10兆円を超えた部分の手数料は、年率0.07568%(税込)まで下がります。

私を含めて長期運用をしている皆さんにとっては、コスト削減は涙が出るほどありがたいことです。

「持っているだけで勝手に条件が良くなる」

これこそが、Slimシリーズが人気たる所以だと思います。

なぜ? 高コストな「旧eMAXIS」が1400億円も買われている謎

しかし、ここで一つ、どうしても解せない事実があります。

実は、同じ三菱UFJアセットマネジメントから出ている「Slimがつかない、旧eMAXIS」も、いまだに売れ続けているのです。

その純資産総額は、なんと約1400億円

なぜ、投資対象は全く同じS&P500なのに、わざわざコストが高い方を買う人がいるのでしょうか? 運用会社の説明によると、この2つには明確な「役割の違い」があるみたいです。

  • 旧eMAXIS:
    対面販売も想定した商品。銀行の窓口などで、担当者から「印刷されたパンフレット」を使って説明を受けるためのコスト(人件費や印刷代)が上乗せされている。
  • eMAXIS Slim:
    ネット販売に限定した商品。目論見書を「電子交付(PDF)」にするなど、コスト削減を徹底しているため安い。

なるほど、銀行の窓口で親切な説明を受けながら買うなら、高い手数料を払う理由もわかります。

しかし、問題はここからです。

私たちのように、ネット証券を使っている人が、間違って「旧eMAXIS」を買ってしまったらどうなるでしょうか?

当たり前ですが、手数料だけ多くとられても「誰も対面で説明してくれません。紙のパンフレットも手渡されません。

ネット証券によって取り扱い商品に差が

普段から投資情報を集めている方は、「そんなの間違えるわけない」と思っているかもしれません。しかし、投資初心者が「ネット証券でeMAXISシリーズのS&P500買っとけば間違いないらしいよ」という情報をもとに投資を始めた場合、旧eMAXISを間違って購入する可能性はあると思います。

そして、現在の状況ですが、証券会社やファンドの種類によって「旧eMAXIS」の取り扱いはなく、「eMAXIS Slim」しかない場合もあったり、両方取り扱っている場合があります。

ケース1:マネックス証券

今回話題に挙げたものを検索(「eMAXIS + S&P500」)すると、「Slim」と「旧eMAXIS」の両方が表示されます。

ケース2:SBI証券の場合

「S&P500」に関しては、検索しても「旧eMAXIS」は出てきません。Slimのみ取り扱いしているようです。しかし、同じeMAXISシリーズの「8資産均等型」などを検索すると、やはり「Slim」と「旧eMAXIS」の両方が出てきたりします。

ユーザーフレンドリーとは言えない実態

対面販売ならまだしも、ネット証券で「明らかに条件が悪い旧ファンド」を、優良なSlimと並べて販売し続ける必要はないと思います。

「証券会社の手数料収入が増えるからラッキー」と考えているのかもしれませんが、旧ファンドの取り扱いをやめないのであれば、あまりにユーザーフレンドリーではありません。

【被害額算出】その間違い、30年で「43万円」の損失

「S&P500の「Slim」の信託手数料が約0.08%、「旧eMAXIS」が約0.33%。差はあるが、誤差の範囲でしょ?」

そう思ったあなた。甘いです。

その「誤差」が30年後にどれだけの金額になるか、シミュレーションしました。

【シミュレーション条件】

  • 毎月積立額: 1万円
  • 運用期間: 30年間
  • 想定利回り: 年率6%
  • 比較対象: 「Slim(0.08%想定)」と「旧eMAXIS(0.33%想定)」

結果はこうなります。

① eMAXIS Slim(低コスト)で運用した場合
最終積立金額:約 990万円

② 旧eMAXIS(高コスト)で運用した場合
最終積立金額:約 947万円

運命の差額:
マイナス 43万円

いかがでしょうか。
投資する金額は同じ。リスクも同じ。
ただ、最初の選択を間違えただけで、30年後に受け取るお金が43万円も減ってしまいました。

まとめ

もし、今ご自身のポートフォリオを見て「Slim」が入っていない商品があったら…。

長期投資をすると結果に大きな差が出ます。再度、投資信託を検索して、Slimの方を購入するようにしてください。

「自分の資産は自分で守るしかない」というのが現実のようです。

励みになりますので、ポチっとお願いします
にほんブログ村 その他生活ブログ FIREへFIRE(早期リタイア)ランキング

 

 

超おすすめ!! 管理人イチ推しのツール!!
FIREを目指す仲間のブログ記事を「まとめ読み」できるアンテナサイトを公開しました。毎日の情報収集にぜひお役立てください。
👉 FIRE ブログアンテナ はこちら
説明記事はこちら

【この記事を書いた人:モンチ】
資産2億でFIRE達成。投資歴25年の元サラリーマン投資家です。
インデックス投資で資産を作り、現在は「社債」で守りを固めています。

ブログでは書かないような小ネタをXで発信しています、気軽に絡んでください!
モンチのX(Twitter)をフォローする

金融商品
スポンサーリンク
モンチをフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました