【年利3.50~4.10%!?】ソフトバンクグループ株式会社第67回無担保社債は買いか?

ソフトバンクグループ株式会社第67回無担保社債 金融商品

個人投資家の間で高い人気を誇る「ソフトバンクグループの個人向け社債」。第67回無担保社債(愛称:福岡ソフトバンクホークスボンド)として募集するとの発表がありました。

年3.50%~4.10%という、現在の低金利環境では非常に魅力的な仮条件が提示されており、多くの投資家が注目しているのではないかと思います。

しかし、「高利回り」には必ず相応の「リスク」が伴います。

この記事では、ソフトバンクグループ株式会社第67回無担保社債の魅力だけでなく、その裏にある注意点、特に「格付け」と発行体であるソフトバンクグループの財務リスクについて考えてみました。投資を検討している方は、ぜひ最後までお読みください。

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ソフトバンクグループ第67回無担保社債とは?

まずは、今回募集される社債の基本的なスペックを見てみましょう。

項目内容
正式名称ソフトバンクグループ株式会社第67回無担保社債 (愛称福岡ソフトバンクホークスボンド)
期間7年
利率(仮条件)年3.50%~4.10%(税引前)
申込単位100万円以上、100万円単位
発行総額5,000億円
満期償還日2032年12月8日
取得予定格付A(株式会社日本格付研究所:JCR)

※利率は2025年11月26日に正式決定される予定です。

募集のスケジュールとしては、11/26(水)に利率が決定し、11/27(木)10:00より先着順で販売開始されるようです。

参考:SBI証券の商品紹介のページ

「無担保社債」って何?

この社債を理解する上で最も重要なキーワードが「無担保」です。

無担保社債とは、不動産などの特定の資産(担保)を裏付けとせず、発行する企業の信用力だけを頼りに発行される社債のことです。もし発行企業が倒産してしまった場合、元本や利息が返済されないリスク(デフォルトリスク)があります。

そう考えると、「担保ありの社債のほうがいい」とはなりますが、一般的に「社債」というと、この無担保社債を指すことが多く、普通社債とも呼ばれます。

過去にソフトバンクグループといえば、「劣後債」「繰り延べ劣後債」というもっとリスクのある社債も募集していましたが、安全性でいうと、無担保社債(普通社債) → 劣後債 → 繰り延べ劣後債という順となりますので、この債券は特に注意すべき条件が付いているわけではないと思います。

前回の債権との利率を比較!今回はおトク?

実をいうと私は、前回の第65回(第66回は機関投資家向け)のソフトバンク社債を購入しています。その時の利率は、5年債で3.34%でした。

さらに、もう1つさかのぼって第64回というと、7年債で3.15%でした。

こうして見ると、今回の仮条件の3.50~4.10%は、近年のソフトバンク社債の中でもかなり高い水準であることが分かります。

注意すべきは、2つの格付けの違い

高い利率には理由があります。それがソフトバンクグループの「信用リスク」です。このリスクを客観的に示すのが「信用格付け」ですが、ソフトバンクグループは格付機関によって評価が大きく分かれています。

日本格付研究所(JCR): A

これは「債務履行の確実性は高い」とされる、投資適格の中でも上位の評価です。

・S&Pグローバル・レーティング: BB+

こちらは「近い将来の債務履行能力は問題ないが、事業環境などの悪化に脆弱」とされる「投機的等級」に分類されます。「投資不適格級」とも呼ばれ、投資適格とされる「BBB-」よりも低い評価です。

特に、S&Pのレーティングは、「安定した通信子会社を持つ事業会社」ではなく、「財務変動の激しい投資会社」と見ているようです。

まぁ、ソフトバンクグループは、投資会社という一面もあり、多額の有利子負債を抱えているのでそのような評価になるのは納得です。

ソフトバンクグループは大丈夫?S&Pの最新評価を読み解く

「投機的等級と聞くと、倒産が心配になる」という方も多いでしょう。

BB+になった要因を、S&Pグローバル・レーティングから見ていきます。
参考:[S&P] ソフトバンクグループを「BB+」に据え置き、アウトルックは引き続き「安定的」

格付け
「BB+」に据え置き(アウトルックは「安定的」

根拠
投資資産規模(約35兆円)が大きく、OpenAIを中心とするAI領域への積極投資のマイナス影響を緩和できる。

投資ポートフォリオ
投資資産の6割以上を換金性の高い上場資産(アーム株など)が占め、質と流動性が維持されるとみる。

財務規律
アグレッシブな成長戦略を継続するが、SBGはこれまで一定の財務規律を維持してきた実績がある。

LTV比率
今後1年程度、30%前後で推移すると予想。格下げ検討の目安を30%から35%へ変更(投資資産の質・流動性向上、ファンド事業の安定化を反映)。

流動性
「十分」と評価。現金や上場株式資産などにより、高水準の投資が続く中でも借り換えに頼らず流動性を維持できる見通し。

AI投資
OpenAIへの追加出資やStargateプロジェクトなど、AIへの成長投資を加速するが、段階的な立ち上がりで短期的な出資額は限定的。中長期的な多額の投資による財務余力の制約は注視。

S&Pの「BB+」という格付けは、倒産が差し迫っている状況を意味するものではないようです。むしろ、大規模な投資資産と流動性の高さを評価しつつ、「経営環境が悪化すれば、財務が脆弱になるリスクを抱えている」という警鐘と捉えるべきかと思います。

まとめ:この社債はどんな人におすすめ?

最後に、ここまでの情報をまとめて、第67回ホークスボンドがどのような人に向いているかを考えてみましょう。

【この社債が向いている可能性がある人】

  • S&Pから「投機的等級」と評価されている意味を理解し、元本割れのリスクを許容できる人。
  • そのリスクを取る対価として、銀行預金や国債を大幅に上回るリターンを狙いたい人。
  • 資産の一部を、リスクとリターンのバランスが取れたミドルリスク・ミドルリターンの商品に振り分けたいと考えている人。

【この社債を避けるべき人】

  • 元本が保証されていないと不安な人。
  • 「ソフトバンク」という知名度だけで、安全な投資先だと考えている人。
  • 複雑な財務リスクについて理解するのが難しいと感じる人。

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【この記事を書いた人:モンチ】
資産2億でFIRE達成。投資歴25年の元サラリーマン投資家です。
インデックス投資で資産を作り、現在は「社債」で守りを固めています。

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