【50代FIREの人間関係】孤独リスクを回避する「無形資産」への投資戦略と旅行の実録

FIRE後の孤独を救う昔の友人 FIRE後の生活

 著者:モンチ(投資歴25年・運用資産2億円/インデックス×社債で完全FIRE)

この週末、学生時代からの友人たちと一泊旅行へ出かけてきました。道中で観光蔵へ立ち寄りお酒を買い込み、温泉宿でゆっくり過ごす大人の旅です。

FIREを達成すると、リタイア後の会社とのつながりが切れてしまうため、「社会的孤立」について漠然とした不安を感じている方がいると思います。しかし、会社という看板を下ろした後に残る「昔からの友人」こそが、人生後半における最強のセーフティネットになりました。

28年勤めた会社を退職し、完全FIRE生活を送る54歳のおやじが、FIRE後のお金と時間の正しい「投資先(無形資産)」について考えてみました。

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【FIRE直後の絶望】2億あっても防げない「孤独リスク」と最強の防波堤

会社員時代の人間関係は、良くも悪くも「仕事」という前提で成り立っています。だからこそ、退職によってその前提が外れた途端、人間関係が大きく変わってしまうことはある意味で当然のことだと思います。

しかし、そのリセットによって、かえって利害関係の一切ない学生時代の友人の価値が圧倒的に高まるとも思います。 私の場合、退職とほぼ同時期に引っ越しをしたこともあり、会社の人間関係だけでなく、地域の「薄いつながり」すらも一気にリセットされてしまいました。妻以外と誰とも話さない日が続き、社会からポツンと孤立したような強烈な喪失感を味わったことを、今でも鮮明に覚えています。

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ただ、50代にもなってゼロから人間関係を構築するのは、想像以上に多大なエネルギーを消耗します。その点、昔からの友人は「お互いの背景や前提条件」を共有するプロセスを完全にスキップできるため、ある意味で非常にタイムパフォーマンスが良いのです。

新しい出会いも大切ですが、それとは全く別に、私がただの「無職のおやじ」になっても、当時のままのノリで遠慮なく接してくれる友人たちの存在が、どれほど絶対的な「心の安全地帯」になっているか。FIREして初めて、利害のない人間関係のありがたみを身をもって痛感しています。

実録:予算を気にしない「大人の旅行」が生み出す圧倒的リターン

そんな昔からの友人たちと、6/6から6/7の土日を利用して、兵庫県の赤穂市へ一泊旅行に出かけてきました。学生時代の友人4人と私の男5人で、大きな車を借りてみんなで移動するという、まさに「大人の修学旅行」です。

道中、姫路の「灘菊」という観光蔵でお酒を買い込み、万葉の岬にある温泉宿に宿泊しました。見栄を張って高級宿にするわけでもなく、かといって過度にケチるわけでもない。長年の付き合いだからこその、価値観のズレがない金銭感覚の心地よさがそこにはありました。

「灘菊」という観光蔵
万葉の岬にある温泉宿

そして、帰りに立ち寄った漁師直営のレストランで、朝獲れの「牡蠣バケツ」をみんなでつつき合ったこと。そして何より最高だったのは、夜中まで続いたたわいのないバカ話です。

そこには、有益な近況報告や、マウンティングの取り合いなどは一切ありません。ただただ昔の失敗談や近況を語るだけです。

この深夜のたわいのない時間は、過去の記事で紹介した「趣味の3つの箱理論」における、私の心の「癒やし」と「交流」の箱をこれ以上ないほど満たしてくれる、最高の時間となりました。

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守りの投資家必見。「無形資産(人間関係)」へ集中投資すべき合理的理由

全員が50代となり、それぞれに家庭や仕事、多忙な日常があります。その中で、何ヶ月も前から全員の予定をすり合わせるというのは大変で、「見えない時間的コスト」もかかります。

「FIREの限られた予算の中で、そんな旅行に行くのは無駄遣いでは?」と考える節約家の方もいるかもしれません。ですが、有形資産(お金)をしっかり守りつつも、無形資産(人間関係)にはあえてコストをかけるのが、人生を豊かにする正しい戦略だと私は考えています。

「人間関係をコストや資産と呼ぶのは、なんだか冷たくないか?」と思われるかもしれませんが、お互いに時間と労力、そしてお金というコストを惜しまず払う意思を持つことこそが、最大の敬意であり愛着の証なのです。

年に1〜2回、こうした旅行に数万円の出費を惜しまず一気に投入する。いわば「人間関係への一括投資」です。この定期的なコスト投入がもたらす長期的な資産価値は計り知れません。

日常的にLINEで連絡を取り合うこともしますが、会えば一瞬で学生時代に戻れる「一生モノの心の安全網」がしっかりと育っていくのを感じます。

これこそが、人生後半の最大のリスクである「孤独」をヘッジする、最も合理的なリソース配分だと思っています。

まとめ:金融資産の次は「一生モノのつながり」に投資しよう

本日は、FIRE後の孤独リスクと人間関係について、私の一泊旅行の実体験を交えてお話しました。 要点は以下の3つです。

  • FIRE後の孤独リスクを防ぐ最強の安全資産は、利害関係のない昔の友人。
  • 生産性のない深夜の雑談こそが、心を「癒やし」と「交流」で満たしてくれる。
  • 金融資産で守りを固めたら、次は「無形資産」へコストをかけよう。

資産形成の道のりは長く、時には孤独な戦いになります。だからこそ、ゴールを目指して頑張っている今、身近な古い友人へ一度と連絡を取ってみてはいかがでしょうか。

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