著者:モンチ(投資歴26年・運用資産2億円/インデックス×社債で完全FIRE)
先日、妻と一緒に車の買い替えでディーラーへ行ってきました。支払いは現金一括です。ローンを組むわけではないので、書類も簡単に済むだろうと思っていました。
ところが、出てきた書類にはしっかり「職業」と「勤務先」の欄があったのです。
なぜ現金一括購入なのに職業を聞かれるのか?無職のFIRE民は、そこに何と書けば正解なのか?
この記事では、以下の内容について私のリアルな体験談をもとにお話しします。
- 現金一括でも職業欄がある理由(下取りと販売店のルール)
- 完全FIREした私が実際に記入した「職業」
- 買い替えをきっかけに見直したライフプランとお金の使い方
50代で完全FIREした「守りの投資家」が、買い替え直後に直面したリアルな体験談です。
8年10万kmの愛車点検から買い替えへ!一括購入で突如あらわれた「職業欄」の戸惑い
我が家の愛車は、丸8年乗り続けて走行距離もいよいよ10万kmの大台へ。もともとは「10年以上乗って使い切ろう」と心に決めていたのですが、思いがけないタイミングで買い替えを決意することになりました。
きっかけは、先日出した12ヶ月点検でした。ドライブシャフトブーツの破れや、そろそろ限界のタイヤ交換など、複数箇所にわたる修理・交換の指摘がありました。
「修理して乗り続ければいいのでは?」 コストだけで見れば、それが間違いなく一番お得な選択です。
けれど、この車を普段乗っているのは妻です。毎日の足だからこそ、不安なく気持ちよくハンドルを握ってほしいですし、安全面で心配を残したまま乗せ続けるわけにはいきません。
妻はきっちり6ヶ月ごとに点検へ行くタイプなので、ディーラーの営業さんともすっかり顔なじみです。今回色々と修理が必要な場所が見つかり、「一度ご主人もご一緒に……」となったのですが、夫婦で話すうちに妻はすっかり買い替えモードに。結局、買い替える気満々の妻と一緒にディーラーへ向かうことになりました。
馴染みの営業さんからの後押しと、焦った「リモートワーク」の言い訳
ディーラーへ向かう道中、妻からこんなことを言われました。
「お世話になっている営業さんには、旦那はリモートワークっていってるけど……買うとなると勤務先欄とかあるよね?」
その言葉に、私は「いやいや、ローンを組むわけじゃない。現金一括購入なら勤務先なんて書く欄はないだろう」と高を括っていました。
そして店頭では、営業さんの巧みなトークが炸裂し、スムーズに車種と条件が決定。
いざ契約書にサイン、という段になって目の前に出された書類には、見事に「職業・勤務先」の記入欄がありました。
現金一括なのになぜ?と内心焦りながら、ペンを持った手が少し止まってしまった瞬間でした。
現金一括購入なのに車の書類に「職業欄」がある理由
FIRE民を悩ます職業欄ですね。
ローンなら返済能力を見るために職業や勤務先を聞くのは自然ですが、一括払いにその必要はありません。それでも聞かれることに引っかかり、帰宅後に調べてみたところ、その理由は「ローン審査」ではありませんでした。
理由は大きく2つありました。
① 下取りがあると、古物営業法で確認が必要になる
車を下取りに出すと、ディーラーは私から中古車(古物)を買い取る形になります。古物営業法では、古物を買い取る相手の住所・氏名・職業・年齢などを確認することが決められています。今回は下取りがあったので、この確認で職業欄が必要になったようです。
② 販売店ごとの本人確認ルール
下取りがなくても、職業を聞かれることはあります。こちらは法律というより、販売店ごとの社内ルール(本人確認や契約管理)によるものと考えられます。
つまり「一括払いなら職業不問」というのは勘違いで、職業欄はローン審査とはまったく別の理由で存在しているということです。
FIRE民・無職のリアルな答え方:「フリーランス・WEBライター」で解決
では、FIRE民は何と書けばいいのか。私が一番悩んだのはここでした。
「無職」と正直に書くのも一つの手です。ただ、営業さんには「リモートワーク」と伝えてある手前、少し気まずい。かといって、事実に反することは書きたくありません。
悩んだ挙句、私は職業欄に「フリーランス・WEBライター」と記入しました。
実際、こうしてブログを運営していて、微々たるものですが広告収入があり、確定申告もしています。収入の実態があるので、嘘のない記載だと考えています。これなら相手を不安にさせることもなく、その後の会話も「家でパソコン仕事をしてるんですよ」と自然に折り合いをつけることができました。
ちなみに、副業などの収入がない方は、事実どおりに「無職」と書いたうえで、気になるようなら営業さんに事情を話して相談するのが、一番安全だと思います。
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FIRE後の無職扱いや社会的手続きの壁については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
買い替えによるライフプラン表の軌道修正と嬉しい誤算
買い替えが決まって、真っ先に手を付けたのがライフプラン表の修正でした。
私はこれまで、生涯であと2回車を買い替える想定でライフプラン表を作成していました。我が家は夫婦2人で街乗りがメインなので、買うのは必ず軽自動車です。そこで1台あたり300万円と見積もり、特別支出として「300万円×2回=計600万円」を計上していました。
しかし今回、想定より早く買い替えたことで、今後の人生であと「3回」の買い替えが必要だと判断し、計900万円へと上方修正しました。
今回選んだのは、「軽自動車だけど、ちょっと贅沢」な1台です。軽自動車の中で色々と装備などが充実した高いグレードにしました。車種は秘密です。
判断基準は、見栄ではなく「妻が毎日、安全に気持ちよく乗れるか」。街乗りなら、車体の大きさも小回りも軽が有利です。身の丈に合った範囲で、快適さだけを少し上乗せする。これが我が家の「ちょっと贅沢」の定義です。
当初は「予算300万円」で見積もっていたのですが、嬉しい誤算もありました。営業さんから「最近は災害などの影響で中古車が不足していて、高値で買い取れるんです」と提案があり、下取り価格をかなり頑張ってくれたのです。おかげで最終的な乗り出し価格は約240万円に。予算内にしっかりと収まり、我が家のライフプランを大きく乱すことなく無事に着地できました。
私が実際に作成して運用している100歳までのライフプラン表や特別支出の考え方は、こちらで公開しています。
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節約至上主義からの脱却!妻の笑顔とライフクオリティを最優先するお金の使い方
「ケチったほうが、FIRE資金は長持ちするのでは?」
もっともな疑問です。数字だけで見れば、修理して乗りつぶすのが一番お得でしょう。でも、お金をあの世に持っていくことが目的ではありません。今を幸せに生きるための資産です。
いまの私は、長年の投資で染み付いた「資産つかえない脳」からの脱却に取り組んでいる最中です。少し前なら、迷わず修理して乗りつぶす道を選んでいたかもしれません。
修理して乗りつぶすのが、一番安いのは事実です。それでも今回、私は妻の笑顔と安全という「お金に換えられないリターン」を選びました。
お金はあるのです。だったら、なによりライフクオリティをあげるのが最優先。そう心から思えたことが、今回の買い物で得た一番の収穫かもしれません。
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資産つかえない脳については、以下の記事も参考にしてください。
まとめ
今回は、車の買い替えを通じて見えてきたFIRE民のリアルな事情についてお話ししました。
- 一括払いでも職業欄があるのは、下取り時の古物営業法の確認や、販売店の本人確認ルールがあるため。
- FIRE民は「フリーランス・WEBライター」など実態に即した肩書きで堂々と回答できる。
- ライフプラン表は実態に合わせて柔軟に修正することが大事。
- ケチって粘るより、家族の笑顔とライフクオリティ向上にお金を使う決断が人生を豊かにする。
見栄や過度な節約の呪いに縛られず、大切な人の笑顔のために心地よくお金を使っていきたいものですね。





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