新概念?「FIRO」とは。完全FIREしたおやじが辿り着いた「いつでも辞められる自由」

資産2.3億おやじが語る新概念FIRO FIRE基礎知識

こんばんは。53歳で28年勤めた会社を退職し、完全FIRE生活を満喫中のモンチです。

先日公開した『かわいい動物系FIREの種類と特徴』の記事、予想以上に多くの方に読んでいただき、本当にありがとうございます!

その中で、ある読者さんからとても鋭く、本質を突くコメントをいただきました。

「フラミンゴFIRE(コーストFIREに近い概念)は、FI(経済的自立)といえるのか?」

これを読んだ瞬間、「確かに、その通りだ・・・」と唸ってしまいました。
FIREの定義(=労働収入ゼロで生きる)に照らし合わせれば、フラミンゴFIRE(≒コーストFIRE)という考えは「FI」の要件を満たしていません。

そしてこのコメントをきっかけにあれこれ考えていくと、 「働き続ける『サイドFIRE』や『バリスタFIRE』も、厳密に言えばRE(早期リタイア)してないよな……」 と気づきました。

「FI(経済的自立)」も「RE(早期リタイア)」も、厳格な教条主義に当てはめてしまうと、最近の多様なスタイルはどれも矛盾を抱えることになります。

さらに、そんなモヤモヤを感じていた矢先、YouTubeのおすすめ動画を眺めていると、「FIRO」という見慣れない言葉が目に飛び込んできました。気になって調べてみると、どうやら海外のFIREブログやコミュニティで、「厳格すぎるFIREの定義」から抜け出すための新しい考え方として話題になっているようです。

今日は、この「FIRO」や「FIREの考え方」について記事にしたいと思います。

ちなみに私自身は、「FIRE」という言葉や定義にまったくこだわりがありません。人生の目的は幸せになることであり、FIREはそのための選択肢にすぎないと思ってます。

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新概念「FIRO」の意味とは?FIRE(早期リタイア)との違い

「FIROって一体なに?」と疑問に思ってこの記事を開いてくださった方のために、まずは結論からズバリお伝えします。

FIROとは、「経済的な自立は達成しつつ、会社を辞めるか・働き続けるかは自分の自由にする」という新しいライフスタイルのことです。

言葉の成り立ちは以下の通りです。

  • FIRO = Financial Independence, Retire Optional(経済的自立、退職は選択可能

従来の「FIRE」との決定的な違いは以下の1点のみです。

  • FIRE:Retire Early早期に退職する=労働ゼロを目指す)
  • FIRO:Retire Optional(退職は選択可能=働き続けてもいい)

つまり、経済的な土台(FI)はしっかり作った上で、「会社を辞めるか、そのまま働き続けるかは、自分が自由に選んでいい」という状態をゴールとする考え方です。

仕事をスパッと辞めて毎日趣味に生きてもいいし、今の仕事にやりがいを感じているならそのまま続けてもいい。「生活のために嫌々働く」という状態から抜け出し、「選択の自由」を手に入れることこそが、FIROの本質のようです。

FIREという概念も、時間が経つにつれていろいろな人の考えが混じり、変化していくものですね。

「コーストFIREは意味ない?」読者の疑問に対する結論

話は冒頭に戻りますが、「コーストFIREのようなFIREは、今の生活費を自分で稼いでいる以上、厳密にはFI(経済的自立)していないのでは?」という問題についてです。

言葉通り解釈するとFIは「一切働かなくても、資産運用益だけで生活が成り立つ状態=生活費の100%をカバーできる状態」を指します。現在の生活費を労働で補っている以上「まだFIしていない」というのが正解な気がします。

実際、redditなどの海外のコミュニティをちょっと調べてみると、「コーストFIREはFIじゃなくて、ただの準備期間だ」「いや、老後におけるFIは完了しているのだからFIの一種だ」と、論争が起きているようです。

ただ私としては、FI(経済的自立)を「0か100か」の絶対的な基準だけで判断しなくてもいいのではないか、と思っています。

以前このブログで、「FI達成率」という考え方をご紹介しました。 たとえば、配当金でスマホ代が払えるようになったら「通信費FIRE」、家賃が払えるようになったら「住居費FIRE」。生活費の100%をカバーできていなくても、「部分的なFI」を達成した分だけ、確実に自由の獲得に近づいているという考え方です。

「FIRE」という概念は、「自分は今、老後資金のFIを達成したコースト状態だ」と名乗ってモチベーションを保つくらいの、ゆるい向き合い方がちょうどいいと、私は思います。

「完全リタイア」の呪縛を解く――「いつでも辞められる自由」という最強の精神安定剤

「労働収入ゼロの完全リタイアでなければ、FIREではない」。そう定義してしまうと、FIREを目指す道のりは「0か100か」の途方もない苦行になってしまいます。

かく言う私も、40代の頃はエクセルを叩いては「このままいけば60歳くらいでリタイアできるかなぁ」と漠然とシミュレーションをしていました。50歳が近づくにつれ、会社で嫌なことがあるたびに「いつか辞めてやる!」と心の中で呟きながら、そのエクセルを眺めていたものです。

当時は「FIRE=完全リタイア=労働ゼロ」という固定観念に縛られていたために「サイドFIRE」や「バリスタFIRE」という発想には至らず、「完全に働かなくても生きていける資産」が貯まるまでは決断できない呪縛の中で、かなり辛い日々を過ごしました。

FIREはあくまで「幸せになるための手段」であって、人生の目的ではありません。もしあの頃、バリスタFIREや仕事のダウンシフトといった「一線を退く働き方」という選択肢を持っていたなら、もっと早く幸せになれたかもしれません。

またFIROの考え方を取り入れると、「最悪、明日会社を辞めても生きていける。とりあえず今は働いておこう」という発想に至れます。そう思えるだけで、仕事に対する向き合い方がずいぶん変わるな気がします。

まとめ:言葉の定義より、あなただけの「心地よい着地点」を

本日は、読者さんのコメントをきっかけに、FIREの定義について改めて考えてみました。

  • コーストFIREは厳密にはFIではなく、サイドFIREも厳密にはREではない。でも、それで全く構わない。
  • 「0か100か」の完全リタイアにこだわると、今の生活が息苦しくなる。
  • 今を必要以上に我慢するより、そこそこの節約でゆっくりFIを目指すのが正解。

結局のところ、FIREだろうがFIROだろうが、言葉の定義や名前はどうでもいいと思っています。 FIREは決して人生のゴールではなく、「自分と家族が幸せに生きるための手段」の一つにすぎません。

もしあなたが今、果てしない資産目標の前に心が折れそうになっているなら、少しだけ肩の力を抜いてFIREと向き合ってみてください。

PS
もし明日「もう生活の心配はないから、自由に選択していいよ」と言われたら、今の仕事はあえて続けますか? それともスパッと辞めますか? ぜひコメント欄で皆さんの本音を教えてください!

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