【日経平均暴落】過去と比較!2億FIRE投資家の失敗と成功

日経平均暴落!資産2億おやじの失敗と成功 投資の基本

 著者:モンチ(投資歴25年・運用資産2億円/インデックス×社債で完全FIRE)

本日、2026年3月30日の日経平均株価は51,885円。長期的に見れば高値圏にあるとはいえ、ここ最近の相場は大荒れです。急落のニュースが流れるたびに、「えっ、また下がってるの!?」「このまま大暴落に繋がるのでは…」と、証券口座を開いては青ざめている方も多いのではないでしょうか。

おかげさまで、私は現在FIRE生活に移り、債券多めの「守りの運用」に徹しています。ただ、25年以上にわたる私の投資歴は、決して順風満帆ではありませんでした

今回は、私が実際に経験した「2つの歴史的大暴落」における赤裸々な失敗談と成功談について記事にします。これを読めば、暴落相場への正しい向き合い方がわかり、パニックにならない「ブレない投資メンタル」がきっと手に入ると思います。

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日経平均の過去の暴落ランキング!25年投資して記憶に残る「2つの大暴落」とは

私が投資を始めた2000年頃から現在までに、日経平均株価が「暴落した」と言える局面を調べると、計6回ありました。まずは、そのデータで振り返ってみます。

データで見る過去の暴落ランキング

順位名称(時期)直近高値暴落時の底値下落率
1ITバブル崩壊
(2000年-2003年)
20,833円
(2000/4)
7,607円
(2003/4)
約 63.5%
2リーマン・ショック
(2008年-2009年)
18,261円
(2007/7)
7,054円
(2009/3)
約 61.4%
3コロナ・ショック
(2020年)
23,821円
(2020/2)
16,358円
(2020/3)
約 31.3%
4チャイナ・ショック
(2015年-2016年)
20,868円
(2015/6)
14,865円
(2016/2)
約 28.8%
5令和の ブラックマンデー
(2024年8月)
42,224円
(2024/7)
31,156円
(2024/8)
約 26.2%
6東日本大震災
(2011年3月)
10,434円
(2011/3)
8,227円
(2011/5)
約 21.1%

このように数字で見てみると、結構な沢山の下落局面を経験してきたみたいです。

経験値とリスク耐性が恐怖を消す

しかし、不思議なことに私の記憶に強く刻まれているのは、「1位のITバブル崩壊」と「2位のリーマン・ショック」の2回だけです。

理由は、この2回が下落率60%超えという、桁違いの「本物の大暴落」だったからです。

逆に言えば、コロナショックやチャイナショックなどの残り4回は、すでに私の投資経験が高まっており、自分のリスク許容度を理解した上でポートフォリオを組んでいたため、「ああ、また下がったね」程度で、恐怖の記憶がほとんどありません。


ここからは、その強烈な2つの大暴落で私が何をやらかし、そして何を学んだのかを書いていきます。

【失敗談】ITバブル崩壊でボーナス全額塩漬け…暴落時のNG行動

私が投資デビューを果たしたのは、まさにITバブルが最高潮に達していた2000年頃です。

ボーナス全額を突っ込んだ若き日の過ち

当時の私は、投資の「と」の字も知らない超初心者でした。ある日、職場の先輩から「投資信託で資産が1年で2倍になった!」という武勇伝を聞かされ、「自分もやってみたい!」と完全にテンションが上がってしまっいました。

そして、夏のボーナス全額を当時流行っていたカリスマファンドマネージャーが運用する投資信託に一括ドカンと突っ込みました。世の中の「絶対に儲かる」という熱狂的な雰囲気に、完全に飲まれていたんですね(苦笑)。

暴落時の「塩漬け」と最大のチャンスロス

しかし、世の中そんなに甘くありませんでした。直後にITバブルが崩壊。日経平均はズルズルと下がり続け、私が買ったファンドはあっという間に半値以下になり、なすすべなく「塩漬け」状態になりました。

その後、焦った私は損失を取り戻そうと、短期の株トレードやFXなどにも手を出してドタバタと悪あがきをしました。結果的に大きな借金を背負うような大損はしなかったものの、収支はほぼゼロ。「損しなかっただけマシ」という散々な結果に終わりました。

今振り返って一番後悔しているのは、「日経平均が8,000円を割るような大底の安値で仕込める大チャンスだったのに、知識も資金もなく、何も行動できなかったこと」です。これが、私の投資人生に失敗談の1つです。

【成功談】リーマンショックの大暴落こそ買い場!インデックス投資で資産2億円へ

ITバブル崩壊での苦い経験から数年後、私は「もう一度きちんと投資をやろう」と心を入れ替えいろいろと勉強を始めました。

投資の真理に気づいたターニングポイント

投資に関する名著を読み漁り、「投資のリターンの80%は資産配分で決まること」や、「過去200年の歴史で株式が最も高いリターンを出してきたこと」など、投資の本質を学び、ここで初めて、世界経済の成長を取り込む長期投資の優位性に気づきました。

恐怖の中でインデックスETFを買い増せた理由

そして2008年、あのリーマン・ショックがやってきました。

日経平均は連日暴落し、2009年3月には7,000円台まで沈み込みました。世間では連日「100年に一度の金融危機」「株はもう終わりだ」と悲観論が吹き荒れていました。

当時の私も精神的にはつらい局面でしたが、ITバブル崩壊の経験や、投信の何たるかを学んだこともあって、何とか踏ん張ることができました。

世間が絶望して株を投げ売りする中、私は株式の長期的な成長を信じ、TOPIXなどのインデックス投資(ETF)を淡々と買い増しし続けました。

結果的に、この日経平均8,000円前後の「暗黒時代」にがっつり仕込んだ資産が、その後のアベノミクスなどを経て大きく成長し、私が「資産2億円」を築きFIREを達成するための最強のエンジンとなっています。

現在の暴落局面は過去と比べてどう?チャートで比較検証

さて、過去の2大暴落と比べて、今の急落相場はどのような位置づけにあるのでしょうか?

今回、過去の暴落時のチャートと現在の株価の推移(最高値の位置を合わせたもの)を重ねてグラフを作ってみました。

ITバブル崩壊と現在の株式相場との比較
リーマンショックと現在の株価との比較
  • 本チャートは、日経平均株価の終値を基に、各暴落局面の最⾼値を100として正規化した自作グラフです。
  • 青色の線が暴落当時の日経平均株価の動き、赤色の線が現在の日経平均株価の動きです。


自作チャートで読み解く「現在地」

いかがでしょうか。赤線が現在の株価、青線が過去の大暴落です。
この比較から、非常に重要な事実が浮かび上がってきます。それは、「今の状況は、過去の歴史的暴落と比べると、現時点での下落幅はまだ浅い局面にいる」と言えます。

過去の歴史的暴落は、年単位の長い時間をかけて、高値から60%以上も沈み込みました。一方、現在の暴落は、一直線に落ちるスピードこそ速くて恐怖を感じますが、過去のスケールから見ればまだ浅い「ただの調整局面」の範囲内です。

ここから先、青線のように数年続く暗黒時代に突入するのか、それとも反発して上へ抜けていくのかは、誰にもわかりません。だからこそ、どちらに転んでも生き残れるように、現金と投資のバランスを保つことが重要となってきます。

暴落の経験は、将来のあなたを守る「最強の盾」になる

今、含み益が減ったり含み損を抱えたりして、苦しい思いをしている方も多いと思います。
しかし、暴落相場に直面して耐え忍ぶことは、決して無駄ではありません。むしろ、投資家としての「リスク耐性」を鍛える、最高の修行場です。

資産が数百万、数千万、そして億単位と大きくなった時、この「暴落を耐え抜いた経験」があるかないかで、運命は大きく分かれます。

経験がないまま大きな資産を持って暴落に巻き込まれると、恐怖に耐えきれず、一番安いところで手放してしまう「狼狽売り」という最悪の行動をとってしまいます。

あなたがやるべき「守りの運用」3箇条

簡単ですが、具体的に今どう行動すべきなのか。今までの長い投資経験の観点から3つにまとめました。

  • SNSの「暴落煽り」から距離を置き、冷静さを保つ
    XなどのSNSを開くと、「日経平均〇〇円割れ!」「相場はもう終わりだ!」といった過激な暴落煽りが飛び交っています。こういう時こそ、情報から少し距離を置きましょう。
    世間の雰囲気に飲まれて冷静な判断ができなくなり、一番安いところで手放してしまう「狼狽売り」が、投資において一番NGな行動です。
      
  • 苦しくても「ポートフォリオ」の状況を確認する
    下落相場で真っ赤になった証券口座の画面を見るのは本当に苦しいですが、現実逃避はNGです。株価が大きく下がったことで、本来意図していた資産配分(株と現金・債券などの比率)のバランスが極端に崩れていないか、一度、冷静にチェックしてみてください。
      
  • 自分の「リスク許容度」を知り、リスクを調整する
    もし今、「株価が気になって夜も眠れない」「仕事が手につかない」という状態なら、ズバリご自身のリスク許容度を超えた投資をしています。これを良い機会と捉え、自分が安心して眠れる水準までリスクの調整を行いましょう。特に、値動きが激しいレバレッジ商品などに手を出している方は、本当に気をつけてください。

今のこの苦しい時期を自分の決めたルール通りに我慢できれば、株価が戻った時に資産は確実に増えます。

さいごに

今回の記事のまとめとしては、

  • 過去の大暴落と比べれば、今はまだ序の口。
  • 雰囲気に飲まれると失敗する(私のITバブルの経験)。
  • 知識武装して買い向かえば大成功する(私のリーマンショックの経験)。
  • 暴落を我慢して乗り越えた経験は、将来の資産形成とメンタル安定の大きな武器になる。

株価には変動がつきものですが、歴史を振り返れば必ず回復する局面が訪れます。長期的な視点に立てば、株式投資が極めて有利であることは、ノーベル経済学賞を受賞した高名な研究者たちの論文でも証明されています。

短期的な値動きに一喜一憂することなく、どっしりと構えて資産形成を続けていきましょう。


※本記事の見解はあくまで個人の意見であり、将来の株価や経済情勢を保証するものではありません。投資判断は自己責任でお願いします

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