MBTIよりガチ?ビッグファイブ診断でFIRE適性を丸裸にしてみた

FIRE適性をビッグファイブ診断 マインド

 著者:モンチ(投資歴25年・運用資産2億円/インデックス×社債で完全FIRE)

前回の記事「FIREに向いてる性格とは?MBTI診断でわかった衝撃の共通点」には、たくさんの反響をいただき本当にありがとうございました。

▼前回の記事

コメント欄で「私もINTJでした!」「診断結果を見て妙に納得した」といったお声をいただき、同じような方がたくさんいるのだなと、とても嬉しくなりました。

そこで今回は、心理学の世界でMBTIよりもさらに学術的な信頼性が高いとされている「ビッグファイブ性格診断」を使って、FIREや資産形成における「本当の適性」について深掘りしてみたいと思います。

「自分は投資に向いている性格なのか?」と気になっている方は、ぜひ最後までお付き合いください。私自身の診断結果も公開しつつ、性格の弱点を補う「投資の仕組み化」のヒントをお伝えします。

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そもそも「ビッグファイブ性格診断」とは?

「ビッグファイブ(Big Five)」とは、心理学や行動ファイナンスの世界で最も科学的根拠があるとされ、信頼されている性格特性の分類モデルです。人間の性格は、以下の5つの因子の組み合わせで構成されていると考えられています。

  • 開放性:好奇心の強さ。高いと新しいものを好み、低いと現実的で保守的。
  • 誠実性:計画性・真面目さ。高いとコツコツ続けられ、低いと衝動的。
  • 外向性:社交性・活動性。高いと人と関わり刺激を求め、低いと一人を好む。
  • 協調性:他者への配慮。高いと親切で、低いと自分の判断を優先する。
  • 神経症的傾向:不安の感じやすさ。高いと動揺しやすく、低いと冷静。

血液型占いやエンタメ要素の強い診断とは異なり、この5因子の「高い・低い」を数値化することで、自分の行動のクセや意思決定のパターンが客観的にわかります。

以下のサイトで診断テストを受けることができます。

▼参考サイト
無料のオープンソースBigFive性格特性テスト


無料で試せますので、読み進める前にご自身も受けてみてください。
本格的なテストのため質問の数が120問あり、約10分ほどかかりますが、ご自身の投資スタイルを見つめ直す良い機会になりますので、ぜひ挑戦してみてください。

テストを受けるコツは、深く考えず、直感でどんどん質問に答えることです。「自分はこうありたい」という理想ではなく、「実際の自分はどうか」を素直に選んでみてくださいね。

学術データが明かす!FIRE・資産形成に「向く性格」「向かない性格」

さて、このビッグファイブの5つの因子が、長期的な資産形成やFIREにどう影響するのでしょうか。

これらのテーマに関する論文や研究結果は、実は数多く存在します。

例えば、英国の成人3,240人を対象にビッグファイブと資産の関係を調査した論文では、誠実性は資産形成において最も重要な性格特性だったと結論づけています。また、貯蓄・投資については、誠実性が正の関連、神経症的傾向が負の関連を示しています。
※参考:Personality and wealth

様々な研究を紐解くと、FIREや資産形成における一つの「共通認識」が見えてきます。

結論から申し上げると、資産形成において最強の武器となるのは 「誠実性=高い」「神経症的傾向=低い」 の組み合わせのようです。

誠実性が高い人(計画的で真面目な人)は、収入の高さに関わらず、予算管理が上手で貯蓄率が高いという強力なデータがあります。長期的な目標に向かって誘惑に負けず、規律を守るのが得意だからですね。

一方で、神経症的傾向が高い人(不安を感じやすい人)は、投資の世界ではかなり不利に働きます。株価が下がるとパニックになって底値で売ってしまったり(損失回避)、日々のストレスを衝動買いで発散したりする「不安による浪費」を招きやすいからです。

「じゃあ、コミュニケーション能力が高くて稼ぐ力がありそうな『外向的』な人は有利なの?」と思うかもしれません。

確かに外向的な人は給料が高くなりやすい傾向がありますが、同時に交際費や見栄のための出費も増えがちです。収入が増えれば生活水準も上げてしまう「ライフスタイルの増加」に陥りやすいため、意外にも純資産の形成という点ではネガティブに働くことが多いとのことです。

大公開!54歳FIREおやじの診断結果と投資スタイルの答え合わせ

偉そうな学術データの解説ばかりしていても面白くないので、ここからは私の実際の診断結果を大公開します。

投資歴25年、インデックス投資と債券などの手堅い運用で完全FIREを達成したおやじの結果はどうだったのでしょうか。

  • 神経症的傾向:低い
  • 外向性:低い
  • 開放性:高い
  • 協調性:低い
  • 誠実性:高い
    ※各要因の高い/低いの判断は、結果の説明文の中に書かれています

結果を見た瞬間、私は思わずニッタリしてしまいました。見事に、先ほど解説した「資産形成に有利な性格」と一致していたからです。

私が2億円超の資産を築けたのは、決して「相場を読む天才だったから」でも「宝くじが当たったから」でもありません。自分の性格に合った行動(規律の維持と無駄の排除)を、ただ25年間淡々と続けた結果なのだと改めて腑に落ちました。

具体的にどういうことか、3つのポイントで答え合わせをしてみます。

【誠実性が高い】ルールを守って真面目に入金し続ける

インデックス投資で一番難しいのは「続けること」です。私はこの25年間、相場の上がり下がりに一喜一憂したり、短期的な利益を狙って頻繁に売買するような器用な真似はしていません。

一度決めた「生活防衛資金以外を投資に回す」というルールを疑わず、投資資金を増やすことを継続しました。この「つまらないことをやり抜く規律正しさ」は、まさに高い誠実性のおかげだったと言えます。

【神経症的傾向が低い】暴落時も行動は「超・冷静」をキープ

私の投資歴の中では、ITバブル崩壊、リーマンショックなど、資産が半減するような恐ろしい暴落を何度も経験しました。

血の気が引くような相場を目の当たりにして、一時的に不安を感じることはあっても、恐怖から焦って株を投げ売りするようなことは一度もありませんでした。「まあ、歴史的に見ればそのうち戻るだろう」と、実際の行動としては「超・冷静」にホールドし続けられたのは、神経症的傾向(不安の感じやすさ)が低かったからこそです。

【外向性が低い】交際費や見栄を捨てて「入金力」に全振り

会社員時代、行きたくない飲み会や付き合いを、角が立たない範囲で適度に断ってきました。そして、そこで浮いたお金は、すべて投資の「入金力」に回しました。この積み重ねが、20年、30年という時間で大きな差になったのだと思います。

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まとめ:性格の弱点は「ほったらかしの仕組み化」で克服できる

ここまで読んで、「自分は誠実性が低くて、不安になりやすいタイプかもしれない…」と少し落ち込んでしまった方もいるかもしれません。でも、まったく心配いりません。むしろ、自分の弱点を知ることこそが最大の防御になります。

投資は結局のところ、感情との戦いです。だからこそ「意思決定を排除する仕組み」を先につくってしまえばいいのです。

散財してしまいがちな人(誠実性が低め)は、給料日の直後に強制的に天引きされる自動積立を設定してしまいましょう。暴落のたびにソワソワしてしまう人(神経症的傾向が高め)は、現金比率を少し多めに持っておく、あるいはいっそ証券会社のアプリをスマホから消してしまうくらいの「究極のほったらかし」を試してみるのもおすすめです。

FIREに向いてる性格とは?MBTI診断でわかった衝撃の共通点でも書きましたが、仕組み化さえできれば、性格のタイプに関係なくFIREには近づけます。

今回の要点をまとめます。

  • 資産形成に有利なのは、高い誠実性低い神経症的傾向
  • 外向的な人は稼げるが、ライフスタイルが高額にならないように注意
  • 弱点は責めず、「意思決定を排除する仕組み」でカバーすればいい

自分の性格に自信のない方も、落ち込む必要はありません。まずはビッグファイブ性格診断で、自分の特性を客観的に知ることから始めてみませんか。

皆さんの診断結果や、投資での失敗談など、ぜひコメント欄で教えてください。

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