早期リタイア後の資産取り崩し順序|新NISA・iDeCo・特定口座の正解ルート

「損をしない」取り崩し順序 NISA・iDeCo・特定口座の正解 投資の基本

先日2月13日は「NISAの日」でした。ということで、今回はNISAを中心に、早期リタイア後の資産取り崩し戦略について考えてみました。

私は旧NISA(2014年~)についても投資していました。最初は一般NISA(旧)で投資していたのですが、5年の枠を超えたときにロールオーバーさせずに、つみたてNISA(旧)に切り替えました。ですので、2019年から2023年の5年分(約200万円)が、新NISA枠とは別に残っています。

よって、新NISA、旧NISA、一般の投資枠(特定口座)、そしてiDeCoについて、「どうやって資産を取り崩すか」という出口戦略を考える必要があります。せっかく築き上げた資産を、税金や社会保険料で無駄に減らしたくありませんよね。

先に結論としては、「特定口座 → 旧NISA(期限前)→ 新NISA」の順で取り崩す。iDeCoは別枠で一括受取が基本となります。

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早期リタイア後の資産取り崩し順序は「特定口座→新NISA」が鉄則

私の考えとしては、非課税メリットを最大限活かしながら、期限があるものから順に処理する。これが鉄則だと思います。

具体的な取り崩し順序:

  1. 特定口座:運用益に約20%課税されるため、優先的に取り崩す
  2. 旧NISA:非課税期限があるため、期限の少し前に売却
  3. 新NISA:非課税期間が無期限なので、最後の砦として残す

iDeCoは別枠: 一括受取(退職所得)で処理。 分割受取もできますが、将来の年金控除枠を圧迫します。

この順序を守ることで、税金などのコストを最小化することができます。

【口座別】税金を最小化する具体的な解約・取り崩し方法

特定口座:まずはここから解約し、新NISA枠へ「引っ越し」する

旧NISAの期限処理後は、特定口座から取り崩します。運用益に約20%の税金がかかるため、先に取り崩すのが合理的だと思います。

あと、取り崩しの話ではないですが声に大にして言いたいこととして以下があります。

新NISAの年間投資枠(360万円)が余っているなら、特定口座を売却して新NISAで買い直す「資産の引っ越し」を優先しましょう。

これで、今後の運用益が永久に非課税になります。

旧NISA:非課税期間の終了直前に売却して現金化

旧NISAには非課税期間があり、期限が来ると特定口座へ移管され、以降の値上がり益に約20%の税金がかかります。期限ギリギリまで非課税メリットを享受し、期限の少し前に売却しましょう。

私の2019年からの投資分は2038年末から順に期限となるため、2038年の少し前から売却予定です。1,966,647円の投資が4,735,755円(+140%)になっていますが、約270万円の利益に1円も税金がかからないのは本当にありがたい制度です。

↑ 久しぶりに旧NISA口座の状況を確認したのですが、結構な評価益があってびっくりしてます。

ただし、NISAの損益は他の口座と損益通算できないため、元本割れで売らないことに注意が必要です。2038年という長期期間の投資ができれば、元本割れすることはないと願いますが・・・。

新NISA:最強の非課税枠なので「最後の砦」として死守

新NISAは非課税期間が無期限で、生涯投資枠も1,800万円。他の資産が底をつくまで、できるだけ手をつけないのが理想です。無期限の非課税メリットは、時間が経つほど威力を発揮します。

 iDeCoは「一括受取」で年金控除枠を守る

iDeCoは別枠で、受取方法は「一時金(一括受取)」が有利な可能性が高いです。

分割での受け取りも可能ですが、iDeCoを年金形式で分割受取すると、「雑所得(公的年金等控除対象)」となり、将来の公的年金の控除枠(65歳以上なら年間110万円)を圧迫します。

一時金で一括受取なら「退職所得」扱いとなり、公的年金等控除とは別の「退職所得控除」が使えます。

参考:民年金基金連合会:iDeCo(イデコ)の加入資格・掛金・受取方法等

私の場合、昨年に確定給付の退職金をもらった時に、いったん退職所得控除額を全額使い切ってしまいましたが、確定給付の分として300万円が残っています。現在iDeCoに移管し積立てを継続することで、加入年数を伸ばして控除額を稼いでいます。

2025年の税制改革で、2027年頃からは70歳まで積み立てできるので、70-53=17年 17年×40万円=680万円までは、税金ゼロ+国民健康保険料の計算対象外になる予定です。

まとめ:資産寿命を延ばす鍵は「守りの出口戦略」

基本の取り崩し順序:

  1. 特定口座:運用益に約20%課税されるため優先的に取り崩す
  2. 旧NISA:期限の少し前に売却
  3. 新NISA:非課税期間無期限なので最後の砦

iDeCoの受取: 一時金(一括受取)で処理。年金控除枠を守るため。

私の旧NISA実績(1,966,647円→4,735,755円、+140%)が示すように、NISAの非課税メリットは絶大です。この利益に1円も税金がかからないのは、本当にありがたいことです。

早期リタイア後は「いかに増やすか」より「いかに守りながら賢く使うか」が重要です。確実にコストを削減し、資産を守りながら穏やかな早期リタイア生活を送りましょう。

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