FIRE後の孤独対策。FIREおやじが平日の満員電車とオフ会で痛感した「社会的つながり」の出口戦略

平日の快適は妄想? FIRE後の孤独と現実 マインド

 著者:モンチ(投資歴25年・運用資産2億円/インデックス×社債で完全FIRE)

「FIREしたら、平日はどこもガラガラで毎日快適に過ごせる」

そんなイメージを胸に完全FIREを達成して7か月たちました。そんな平日を期待していたおやじが直面したのは、「人気の場所は平日でも混んでいる」という現実でした。

今回は、昨日参加したオンラインコミュニティのオフ会の話と、解散後にフラリと立ち寄った展示会でのエピソードをお届けします。

単なる「おやじの休日日記」にならないよう、資産運用やFIRE後のマインドセットに役立つ気づきも盛り込みましたので、ぜひ最後までお付き合いください。

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【完全FIREの現実】なぜ50代リタイアおやじは「またか」と言われてもオフ会へ向かうのか?

事の発端は、私が参加しているオンラインコミュニティのチャットでした。

「関東在住メンバーが関西に来ます。朝ごはん、または早めのランチを一緒にいかがですか?」というお誘いが届き、基本的に時間は空いているので、二つ返事で参加を決めました。

「オフ会に行き過ぎじゃない?」と読者の方に突っ込まれそうですが……確かにここ1ヶ月だけでも、大阪・名古屋と立て続けに参加しています。

なぜ、暇に任せてホイホイ参加するのか?

それは「社会的なつながりを持ちたい」という欲求が自分の中にあるからです。会社という看板が外れた今、意識的にこうした機会をつくらなければ、本当に誰とも言葉を交わさないまま1日が終わってしまいます。

以前の記事で自分の趣味について振り返ったことがありますが、私の場合、明らかに手薄だったのが「人とのつながり」でした。オフ会への参加が正解かどうかはわかりません。ただ、趣味や時間の使い方を一点集中にせず分散させることは、投資のポートフォリオと同じで、FIRE後の生活を安定させるうえで大切なことだと感じています。

▼参考:過去に趣味を分析した時の記事

今回の参加メンバーは3名。みなさん私と同じくらいの年齢層で、投資スタイルはそれぞれ異なります。インデックス派あり、個別株派あり——話題には事欠きませんでした。

実はもう1名いらっしゃっていたのですが、朝早めに移動する必要があったこともあり、時間が合わずご一緒できませんでした。「いつでも動ける自由」はあっても、朝イチ対応の機動力はまた別の話でした。

インデックス派の私が唸った!個別株ガチ勢から教わった「優待」と「株主総会」のリアル

さて、10時に合流してからは、お酒抜きの健全な「朝ごはん兼・早めのランチ会」がスタートしました。

会社員時代の利害関係が絡んだ愚痴の言い合いとは180度違う、共通の価値観を持つ大人同士の雑談は、気づけば時間を忘れるほど盛り上がりました。

そのなかで、インデックス投資100%でガチガチに守りを固めている私にとって、思わず「目からウロコ」だった話が2つありました。

優待の罠?マクドナルドとイオンのリアルな使い勝手

1つ目は「株主優待のリアルな実態」です。

個別株をお持ちのお二人から、さまざまな優待事情を聞かせてもらいました。まず印象に残ったのがイオンの優待カード。生活圏にイオンがある人なら、日々の生活費を着実に下げられる、非常に手堅い優待です。

そして、思わず笑ってしまったのが「マクドナルド」の話でした。

半年に1回、無料で食事ができるチケットがもらえる人気優待ですが、「持っているがゆえに、ハンバーガーを食べたくなるといつも義務感でマクドナルドへ行ってしまう。本当は他のチェーンの方が好きなのに……」というエピソードが飛び出しました。

優待に自分のライフスタイルが縛られてしまう——個別株ガチ勢ならではの、笑えるけどリアルな「あるある」です。

お土産が消えた「株主総会」は、大人の社会科見学

もう1つ面白かったのが、「株主総会」の話題です。

株主総会といえば、自社製品の「お土産」目当てで参加する人が多いイメージでしたが、最近は廃止する企業も増えているとのこと。「お土産がないなら行く意味なくない?」と思いながら聞いていたのですが、どうやら今の株主総会は「最高の知的エンタメ」として楽しむものらしいのです。

たとえば、総会に合わせて自社の最新技術展を併設する企業もあり、最先端のビジネスに直接触れることができます。さらに面白いのが、「業績の悪い会社の今後の展望を、社長の口から直接聞く」という体験です。

私自身は参加したことがないのでなんとも言えませんが、苦境に立たされた会社のトップが、厳しい株主たちの前でどう説明し、どう起死回生の戦略を語るのか——その熱量を生で聴けるのは確かにためになる、と教えてもらいました。

インデックス投資だけでは絶対に味わえない、「大人の社会科見学」とでも言うべき体験ですね。資産を守るインデックスを軸にしながらも、リタイア後の知的好奇心を刺激するスパイスとして、あえて個別株を持つ——そんな戦略も悪くないと感じた瞬間でした。

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【妄想と現実】「平日はどこも空いている」の嘘?雨の梅田で味わった会社員時代のデジャヴ

お昼前にオフ会は解散。完全に暇になった私は、せっかくなので近くで開催していた「ガウディ展」へ一人で足を向けました。

この日は雨が降る、平日の昼下がり。
「こんな悪条件の日なら、ガラガラで貸し切り状態だろう」と高をくくっていました。

ところが、会場に着いて愕然としました。ものすごい混雑していました。
時間の自由なシニア層、デート中らしき若いカップルが、会場にひしめき合っていました。結局、一つひとつの展示を見るたびに列に並び、外に出るまでに2時間たっぷりかかりました。

そういえば、この日の朝も同じでした。10時に梅田へ着くために乗った電車は、サラリーマンの出勤ラッシュの余韻にしっかり重なり、久しぶりにあの独特の殺伐とした満員電車の息苦しさを味わいました。

「FIREすれば、平日はいつでもどこでも空いている」——サラリーマン時代、通勤ラッシュに耐えながら夢見ていたその楽園は、半分正解で、半分はただの妄想でした。人気の場所は、平日だろうと雨だろうと、混んでいるときは混んでいる。そんな当たり前の現実を、この日は身をもって実感しました。

ただ、今の私には自由時間が山ほどあります。かつて1分1秒を惜しんで「タイム・イズ・マネー」のレースを走っていた頃とは違い、今の私は時間そのものを味わう「タイム・イズ・ライフ」の住人です。だからこそ、展示会がどれだけ混雑して歩みが遅くなろうとも、時間を気にせず自分のペースで、納得いくまで2時間でも3時間でも眺めていられる。

「混んでいる」という事実は同じでも、それをストレスと感じるかどうかは、時間の余裕次第なのだと思います。FIRE後の最大の恩恵は、お金よりもむしろ、この「焦らなくていい」という心の余裕なのかもしれません。

▼自由の本当の意味についての過去記事

まとめ

本日の実録の振り返りです。

  1. 利害関係のない仲間との雑談は、最高のサードプレイス。
  2. 苦境の社長の本音が聞ける「株主総会」は最高の知的エンタメ。
  3. 平日の街は意外と混んでいる。でも、時計を気にせずそれを楽しめるのがFIREの特権。

お金の出口戦略が終わったら、次は「あり余る時間の出口戦略」を考えなければなりませんね。自分の足と目で世の中のトレンドに触れに行く。そんなアクティブな50代を過ごしていきたいと感じました。

ちなみに、天才ガウディの圧倒的な芸術世界に2時間どっぷり浸かったおかげで、現在「頭が良くなった気がするバフ」が一時的にかかっています。

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