家計簿ソフトはどれ? 私はGnuCashを利用

GnuCash 家計管理
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はじめに

みなさん、資産管理(家計簿)ソフトって何を使ってますか?

最近は、MoneyForward MEやZaimなどのクラウドサービスが主流になってきましたよね。スマホでサッと記録できて、銀行口座やクレジットカードとも自動連携。便利な時代になったものです。

でも私は、今年から日本ではマイナー?な「GnuCash」というソフトに切り替えました。その前は、なんと20年ぐらい「Microsoft Money」を使い続けていました。

「え、MS-Money? まだ使ってるの?」という思う方も多いかもしれません。とっくに開発終了したソフトなんですが、とても良いソフトで使い続けてました。私以外にもMS-Moneyの後継ソフトを探している方もいるかも?

今回は、家計簿ソフトとして、GnuCashに辿り着いたのかをお話しします。

FIREに必要なのは「家計の見える化」

FIRE(経済的自立と早期リタイア)を本気で目指すなら、まず何をすべきか。それは「家計の把握」です。「収入を増やせばFIREできる」「投資すればFIREできる」と思われがちですが、実はそれだけではないんです。支出のコントロールと予測。これがFIRE計画の土台になります。

私自身、FIREを考えるときには、過去5年間の支出データを細かく洗い出して、「我が家に必要な月々の生活費」を算出しました。食費、光熱費、通信費、保険、娯楽費…すべてを数字で把握しました。

この数字があるからこそ、FIRE後の資産取り崩し計画も現実的に立てられるようになりました。「年間支出の25倍の資産があればFIRE可能」という4%ルールも、正確な年間支出が分からなければ机上の空論ですからね。

今後の人生を左右する決断なので「なんとなく月30万円くらいかな?」ではちょっと危険です。実際に記録してみると、意外な出費が見えてきたりします。

私の家計簿ソフトとの出会い──Microsoft Moneyという相棒

私が家計簿をつけ始めたのは2000年前後のこと。

当時は東京に住んでおり、休みの日に秋葉原をぶらついていたら、ワゴンセールで「Microsoft Money 2001 デラックス版」というソフトが山積みで売られていたんです。「なんか面白そうだな」と思って、確か1000円ほどで購入したのが始まりでした。

正直、最初は軽い気持ちだったんです。でも使ってみたら、これが驚くほど便利。

MS-Moneyの最大の魅力は、家計簿と資産管理が一体化している点でした。普通の家計簿ソフトって、日々の収支を記録するだけですよね。でもMS-Moneyは違った。株式や投資信託、外貨(米ドル建てなど)の資産も一緒に管理できたんです。

当時、こういう機能を持った家計簿ソフトはほとんどありませんでした。特に複数通貨での資産管理ができるのは珍しく、海外の株式やETFに投資している人にはぴったりでした。

レポート機能も充実していて、月次・年次での収支分析、資産の推移グラフ、カテゴリ別の支出割合など欲しい情報がすぐに見られる。まさに理想の家計簿ソフトでした。

気づけば、20年以上の付き合いになっていました。

Microsoft Money
MS-Money資産推移画面

Microsoft Moneyの終焉と、それでも使い続けた理由

しかし、愛用のMS-Moneyにも終わりの時が来ました。

2009年9月末、MS-Moneyは販売終了。2011年には「Money Plus Sunset Deluxe 日本語版」としてソフトが無償公開。そして、完全に開発がストップ。Microsoftが家計簿ソフト市場から撤退したんです。

「これは困った・・・」と思って、他の家計簿ソフトを色々と探しました。

でも、どれもピンと来ない。

理由はいくつかありました。投資資産の管理が弱かったり、複数通貨に対応していなかったり、過去データの分析がしにくかったり。MS-Moneyの使い勝手に慣れてしまった私には、どれも「帯に短し襷に長し」だったんです。

結局、「開発終了したソフトだけど、まだ動くし・・・」と、今年の2025年までMS-Moneyを使い続けることになりました。

ただ、さすがに古いソフトです。問題も出てきました。

Windows 10で動かすには、レジストリをいじる必要があったりして、「いつまで動作するのだろう?」と常に不安を抱えてました。

それに、銀行取引データの連携も難しくなってきました。MS-MoneyはOFX形式(Open Financial Exchange)というファイル形式を採用していたんですが、各銀行ともOFX形式でのダウンロードを廃止。それぞれ独自のCSV形式に移行してしまいました。 CSVからOFXに変換するソフトもありましたが、こちらも開発が止まってました。

さらに、バグらしき挙動も時々現れるように・・・。それでも、手放せなかったんですよね。20年分のデータが入っているという愛着もありましたし。

FIRE実行を契機に、家計簿ソフトを見直す

そんな中、FIREを本格的に実行する時期が近づいてきました。

「新しい人生のスタートなんだし、心機一転、家計簿ソフトも入れ替えよう!」と決意したんです。さすがに開発終了から15年以上経ったソフトを使い続けるのは限界だと感じていましたし。

まずは人気のクラウド型家計簿を試してみました。「Money Forward ME」や「Zaim」ですね。

使ってみて驚いたのは、自動連携の便利さです。銀行口座、クレジットカード、証券口座、すべてを自動で取り込んでくれる。「今この瞬間、自分はいくら持っているのか?」が一目瞭然。これは本当に素晴らしい機能でした。

でも、しばらく使ってましたが、やはりしっくりこない。
過去の支出・収入、資産の推移などを振り返ろうとすると、少々使いにくいんです。

もちろん、MS-Moneyに使い慣れているせいもあるかもしれません。でも、FIRE計画を立てるには、過去データの詳細な分析が不可欠なんです。

そのほか、ローカルで動く家計簿ソフトをいくつか試したのですが、やはり何かが違う。

そして辿り着いたのが、GnuCashでした。

GnuCash
GnuCash

GnuCashとの出会い──これだ!と思った理由

GnuCash、日本では人気がないのか、聞いたことない人も多いかもしれませんね。

これ、実はオープンソースの財務管理ソフトなんです。小規模企業の会計ソフトとして開発されており、複式簿記の考え方をベースにしています。

「え、複式簿記?難しそう…」と思われるかもしれません。確かに最初はちょっと取っつきにくいんですが、慣れるとこれが非常に強力なんです。

数ヶ月使ってみて、「これだ!」と確信しました。以下、GnuCashの良かった点をご紹介します。

家計簿も投資資産も一括で管理できる

日々の食費や光熱費といった家計簿項目はもちろん、株式、投資信託、ETF、外貨預金などすべてを一つのソフトで管理できます。家計管理はできるが資産管理はできないソフトが多い中、全部を1つで完結できました。

米ドル建てのETFなど海外資産もきちんと管理

これ、地味に重要なポイントです。

最近は米国株や米国ETFに投資する人が増えていますよね。でも、多くの家計簿ソフトは円建てでしか管理できません。米ドル建ての資産を無理やり円換算して記録することになり、為替の影響が分かりにくくなります。

GnuCashなら、複数通貨をサポートしてます。米ドル建て資産は米ドルのまま管理して、必要に応じて円換算できます。これは本当に便利です。

勘定項目を自由に設計できる

食費・住居費・被服費などの勘定科目(カテゴリ)を自分の好きなように設計できます。

例えば、「食費」を「食費-外食」「食費-スーパー」「食費-コンビニ」のように細かく分けたり、「投資」を「投資-国内株式」「投資-米国株式」「投資-リート」のように分類したり。

自分の生活スタイルや管理したい内容に合わせて、フルカスタマイズが可能です。

CSV取り込み機能が超強力

銀行やクレジットカードのサイトからダウンロードできるCSVファイル。各社バラバラのフォーマットで、普通は取り込むのが面倒。

GnuCashのCSV取り込み機能は非常に強力で、一度取り込み設定をしてしまえば、次からは同設定で簡単に取り込めます。「このカラムが日付、このカラムが金額、このカラムが摘要…」と設定を保存できるので、毎回同じ設定を繰り返す必要がありません。

複数の銀行口座、複数のクレジットカード…それぞれ最初に設定さえすれば、あとは楽々です。

資金の流れをグラフで把握できる

レポート機能も充実しています。

円グラフや棒グラフで支出の内訳を視覚化できますし、時系列での資産推移グラフも見られます。「今月は何にお金を使ったか」「去年と比べて支出は増えたか減ったか」「資産は順調に増えているか」…知りたい情報が一目で分かります。

標準でいろいろなグラフや帳票が準備されていますし、頑張れば自分でカスタマイズもできます(私はまだそこまでやっていませんが)。

GnuCashのデメリット

いいことばかり書いてきましたが、もちろんデメリットもあります。

自動連携機能がない

これは最大のデメリットかもしれません。

MoneyForward MEやZaimのような、銀行口座やクレジットカードとの自動連携機能はありません。データは自分で定期的にダウンロードして取り込む必要があります。

慣れればそれほど手間ではないんですが(月に1-2回、各サイトからCSVをダウンロードして取り込むだけ)、自動連携に慣れている人には面倒に感じるかもしれません。

学習曲線がちょっと急

複式簿記ベースなので、最初は戸惑うかもしれません。

「借方」「貸方」「勘定科目」…こういう用語が出てきますし、「お金を使う=資産勘定の減少=貸方」みたいな考え方に慣れる必要があります。

ただ、完全に理解しなくても使えますし、使っているうちに自然と分かってきます。私も最初は「?」でしたが、今は普通に使えています。

おわりに──自分に合った家計簿ソフトを見つけよう

20年以上Microsoft Moneyを使ってましたが、ようやく後継ソフトを見つけられたという感じです。GnuCashがすべての人におすすめ方どうかは疑問が残りますが、FIREを目指すなら、家計簿は必須ツールです。そして、長く使うものだからこそ、じっくり選んでほしいと思います。


P.S.
GnuCashの具体的な使い方や設定方法については、あまり日本語の情報が少ないので、今後、別の記事で詳しく書きたいと思っています。

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【この記事を書いた人:モンチ】
資産2億でFIRE達成。投資歴25年の元サラリーマン投資家です。
インデックス投資で資産を作り、現在は「社債」で守りを固めています。

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