著者:モンチ(投資歴25年・運用資産2億円/インデックス×社債で完全FIRE)
「もう50代。人生の折り返し地点を過ぎてしまった……」
ふと、そんな風に自分の残り時間を意識して、焦りや寂しさを感じることはありませんか?実は先日、私が参加しているFIRE関連のオンラインコミュニティで、「自分の年齢を『3』で割ると、人生を1日に例えた時の今の時間がわかるよ」という面白い考え方を教えてもらいました。
調べてみると、これは「人生時計」と呼ばれる考え方のようです。
人生を24時間に例えることで、自分が今どの位置にいるのかを客観的に見つめ直すことができる便利な指標です。
今回はお金や投資の話は一旦お休みにして、53歳で完全FIREを達成した私の「現在地」、そして人生の後半戦を心穏やかに生きるためのマインドセットについて記事にしたいと思います。
あなたの今は何時?人生を1日に例える「人生時計」の計算式
「人生時計」は、時代や寿命の捉え方によって、主に3つの計算方法が広まっているようです。ご自身の年齢を当てはめて、今が何時なのか計算してみてください。
一番ポピュラーな「年齢÷3」で計算する方法
最もポピュラーで計算しやすいのが、年齢を「3」で割る方法です。
- 計算式:年齢 ÷ 3 = 今の時間
例:30歳なら「10時」。まだまだ午前中の仕事が始まったばかりです。60歳なら「20時」。夕食を終えてリラックスする時間帯ですね。
人生80年を「24時間」とする方法
少し細かく計算したい場合の方法です。人生80年(=24時間・1440分)とすると、「1年=18分」で時計の針が進む計算になります。
- 計算式:年齢 × 18分 = 〇〇分(これを時間に直す)
例:60歳の場合、60 × 18 = 1080(分)。
1080(分) ÷ 60(分/時) = 「18時(夕方の6時)」となります。
人生100年時代に合わせて「4」で割る方法
最近は寿命が延びているため、「人生100年」として計算する考え方もあるようです。
- 計算式:年齢 ÷ 4 = 今の時間
例:60歳の場合、60 ÷ 4 = 「15時(午後3時)」。
おやつの時間を迎えて、午後の活動をもうひと頑張りできる時間帯というポジティブな捉え方になります。
いずれの計算式も、「長い人生、私の残り時間がわからない」と焦る人に対して、「1日というわかりやすい長さに変換して、残りの時間を大切にしよう」と気づかせてくれる目的があります。
53歳の私は「17時40分」。夕暮れ時は「自分を取り戻す」時間帯
さて、コミュニティで教えてもらった「年齢÷3」という計算式に、現在の私(53歳)を当てはめてみました。
53 ÷ 3 = 17.66… 時間に直すと、「17時40分」です。
17時40分。皆さんは、この時間帯にどんなイメージを持ちますか?
サラリーマン時代の私にとって、「17時40分」は憂鬱な時間でした。18時の定時まであとわずかというのに、迫りくる仕事量と残りの残業時間を計算しては「今日も早く帰れない」とため息をついていた記憶があります。
ところが、完全FIREを果たした今の「17時40分」は、まさにこの瞬間そのものです。
実は今、お茶をすすりながらこの記事の構想を練り、キーボードをカタカタ叩いています。ちょっとメタな話ですが(笑)、誰に強制されるでもなく、自分のペースでブログを書いています。
人生の時計が「17時40分」を指したちょうど今———記事を書きながらようやく自分自身の時間を取り戻したと感じています。
焦る40代・50代へ。心穏やかな「人生の夜」を迎えるためのマインドセット
もしあなたが今40代〜50代で、これからの生き方に悩んでいるなら、少しだけ「マインドセット」を変えてみることをおすすめします。
昼間の仕事の価値観のまま夜を迎えると、ギャップに苦しむことになるからです。
ここでは、心穏やかな「人生の夜」を迎えるための3つの考え方をご紹介します。
幸福度の「底(午後3〜4時)」を抜けたと自覚する
過去の記事でも書きましたが、人間の幸福度は40代後半(47.2歳)で統計的に一番底を打つという「U字カーブ」のデータがあります。
これを人生時計に当てはめると、47歳は「15時40分」ごろ。
1日の中で一番疲れが溜まり、「昼寝でもしたい」「もう帰りたい」「定時まで残り何時間」と精神的にキツくなる時間帯とぴたりと重なります。
しかし、安心してください。50代(17時以降)に入れば、このU字カーブは自然と上向きに回復していきます。「もうすぐ1日の仕事が終わる」と割り切れるようになり、見栄や競争心から解放されるからです。焦らなくても、これからの時間は自然と心が穏やかになっていくものだと知っておくだけで、とても気が楽になります。
▼40〜50代で気分が落ち込みがちな方は、こちらの記事もぜひ読んでみてください。
人間関係を断捨離し、本当に心地よい距離感を見つける
17時を過ぎて、プライベートな夕暮れ時に差し掛かっているのに、まだ「昼間の人間関係」を引きずる必要はありません。
サラリーマン時代の飲み仲間や付き合いの多くは、実のところ「半分仕事」です。もちろん当時の繋がりは大切ですが、これからのリラックスタイムに、精神的な負担を伴う義理の付き合いを持ち込む必要はないと私は考えています。
夜の時間は、家族や、自分が本当に心地よいと思える少数の友人との距離感だけを大切にする。そんな人間関係の「断捨離」が、精神的な自由をもたらしてくれます。
会社の看板以外の「自分の居場所」を作っておく
ずっと昼間の仕事に全力投球してきた人は、いざ定時(18時)を過ぎると「何をすればいいか分からない」と暇を持て余してしまいがちです。だからこそ、会社の看板に頼らない「自分の居場所」を見つけておくことが大切です。
私の場合は、ブログという趣味があり、そして今回「オンラインコミュニティ」という新しい居場所に参加できたのは、本当にいいタイミングでした。
人生時計の18時以降は、「誰かに評価されるための時間」ではなく、「自分のためだけに使うボーナスタイム」です。美味しい晩御飯を食べながら、ゆっくりと晩酌を楽しむ時間帯。せっかくなら、その晩酌の相手になってくれる仲間がいた方が楽しいですよね。
ここからの2時間(=年齢にして約6年間)ぐらいは、このブログの読者さんや、コミュニティの皆さんに「人生の晩酌の相手」になってもらって、楽しく過ごしていきたいなと、こっそり狙っています(笑)。
まとめ
本記事の要点をまとめます。
- 「人生時計」は年齢÷3で計算でき、人生を俯瞰する客観的な指標。
- 50代は「17時前後」。仕事のピークを過ぎ、自分を取り戻す夕暮れどき。
- 心穏やかな夜を迎えるカギは、「競争からの離脱」「人間関係の断捨離」「会社以外の居場所作り」。
「もう50代」と焦る必要はないと思います。人生の時計は、私たちが思っているよりもゆっくり進んでいます。誰かと比較して焦る「昼間の時間」はもう終わりに近づき、これからは、自分らしい穏やかな夕暮れと、豊かな夜の時間を楽しむ準備を始めていきましょう。
PS
皆さんの人生時計は今、何時でしたか? そして、これからの時間をどう過ごしていきますか?
ぜひコメント欄で教えてくださいね。



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