著者:モンチ(投資歴25年・運用資産2億円/インデックス×社債で完全FIRE)
5月は自動車税・軽自動車税、そして6月は住民税(普通徴収の1回目)と、役所から嫌な封筒が連続してポストに届く憂鬱な季節ですね。私の場合、1月に退職後初の住民税納付がありましたが、20万円以上の支払いに思わず天を仰いだ記憶があります。
「こんな大金、ただ払うだけなんて絶対に嫌だ。少しでもポイ活で取り返したい!」
そう考えるのは、私を含め、FIRE民の皆様なら当然の心理だと思います。しかし、安易に決済方法を選ぶと 「ポイントを取り損ねる」ばかりか「手数料負けで逆に損をする」という恐ろしい罠 にハマってしまいます。
本記事では、私の痛い失敗談を共有しつつ、手堅くポイントを稼ぐ方法について記事にします。
今年の税金ラッシュを前に、一緒に「守り」の最適解を見つけましょう!
【警告】eL-QRの罠!私と同じ失敗をしないで(「地方税お支払サイト」経由はNG)
最近の納付書には「eL-QR(地方税統一QRコード)」というものが印字されており、スマホ決済アプリでお得に支払うことができます。
しかし、ここで絶対にやってはいけないことがあります。
それは、スマホ決済の場合、納付書の裏面に案内されている「地方税お支払サイト」にアクセスしてしまうことです。
参考:地方税お支払サイト
以前の記事でも書きましたが、私は昨年の退職後、約22万円の住民税を払う際に痛い失敗をしました。納付書裏の案内通りに「地方税お支払サイト」へアクセスしたところ、サイト内にはPayPayや楽天ペイの選択肢がありませんでした。「自分の市はアプリ払いに未対応なんだ」と思い込んだ私は、ネットバンキングで支払い、得られるはずだった約1,000円分のポイントをドブに捨ててしまいました。
正解は、「○○Payアプリを直接立ち上げて、アプリ内の請求書払い機能から直接納付書のeL-QRをスキャンする」ことで、「地方税お支払サイト」を経由するのはNGでした。
今年は、この教訓を胸に絶対にリベンジを果たします!
▼痛い失敗をした前回の支払い
クレカ納付はお勧めしない!恐怖の「手数料負け」の罠
税金をお得に払う方法をネットで検索すると、「高還元クレジットカードで払おう!」という情報がよく出てきます。しかし、お得にならない場合もありますので、基本的にクレカ納付はお勧めしません。
お得にならない理由ですが、クレジットカードで税金を払うと「システム利用料」という決済手数料が取られるからです。しかもこの手数料、単純な「〇%」ではなく、金額の区切りによって手数料率が跳ね上がる 「階段状の罠」 が潜んでいます。
「1円」の違いで大損するシステム利用料のカラクリ
地方税お支払サイトのシステム利用料の表を見ると、以下のようになっています。

もし納付額が「10,000円ピタリ」であれば、手数料は40円(0.4%)です。これなら還元率1%のクレジットカードで払えば、0.6%の黒字になります。
しかし、納付額が「10,001円」になった瞬間、手数料は123円に跳ね上がります。手数料率は一気に「約1.23%」に悪化するため、還元率1%のカードで払っても「0.23%の赤字(手数料負け)」になってしまいます。
このように、金額の端数次第で損益がブレる場合、問題がないか確認する手間のわりに、獲得できるポイントが少ないです。特定のカードで年間利用額の達成を目指しており、ノルマをクリアしたい方でない限り、クレカ納付は避けるのが無難だと思います。
手数料無料!「スマホ決済」で住民税・自動車税を払う最強・高還元ルート
クレカがダメならどうするのか。
結論、税金の支払いは手数料が一切かからない「スマホ決済(アプリからeL-QR読み取り)」一択です。
手数料負けのリスクがゼロであり、チャージのルートを工夫するだけで手堅くポイントを稼ぐことができます。(※ただし、多くのスマホ決済は「1回30万円まで」という支払い上限がある点にはご注意ください)
私の利用しているルートをご紹介します。
楽天ペイルート(1.6%還元狙い)
最終的に「楽天ペイ」の請求書払いで税金を支払いますが、そこに行き着くまでのチャージルートを工夫します。

- クレジット/デビットカード(私は楽天銀行デビット)→「JAL Pay」へチャージ。
- さらに、「JAL Pay」→「ANA Pay」へチャージ。
- そこから「楽天Edy」へチャージ。
- 楽天Edyから「楽天キャッシュ」へチャージを繋ぐ。
- 楽天キャッシュを使って、楽天ペイで税金を支払う。
このルートは強力ですが、「楽天Edyから楽天キャッシュへのチャージは月10万円まで」という制限があります。納付書が届いてから慌てて準備しても間に合いません。税金ラッシュに向けて、毎月コツコツ10万円ずつチャージしておくのが手取り最大化のコツです。また、楽天証券の投資信託積立投資(5万円まで)にも利用できるため汎用性が高いです。
※注意:ポイント還元率や各Payへのチャージ仕様は、予告なく変更(改悪)されることがよくあります。実際にチャージを行う前には、必ず各公式サイト等で最新のルールをご確認ください。
【注意】「車検が近い!」自動車税は絶対にオンライン決済するな
最後に、5月に支払う「自動車税・軽自動車税」に関する重要な注意点です。
自動車税を払ってから数週間以内に車検を受ける予定の人は、スマホ決済もクレカも使わないほうがいいかもしれません。
現在、車検を受ける場合「紙の納税証明書(領収印)」の提示は原則不要となっており、システム上で納税確認が行われるようです。しかし、eL-QRなどのオンライン決済で支払った場合、自治体のシステムに納付情報が反映されるまでに、2〜3週間程度のタイムラグが発生します。
つまり、払った直後に車検場に行っても「未納」扱いになってしまい、車検を通せないというトラブルが起きるのです。
直近で車検を控えている人は、ポイ活は潔く諦めて、大人しくコンビニや金融機関の窓口に納付書を持ち込みましょう。その場で現金(またはセブンイレブンでnanaco払い、ファミリマートでファミペイ等の対応電子マネー)で支払い、領収印の押された「紙の納税証明書」をもらうのが、最も確実でトラブルのない方法です。
まとめ
今回は、私の失敗談を踏まえた税金のお得な支払い方法について解説しました。おさらいすると以下の3点です。
- eL-QRはサイトに行かず、○○Payアプリから直接スキャンする(私の失敗を繰り返さないで!)。
- クレカ納付は「1円オーバー」で手数料負けする階段状の罠があるため非推奨。
- 手数料無料の「スマホ決済(楽天ペイなど)」で手堅く還元を狙うのが最強。
必ず支払わなければいけないのであれば、無駄な手数料を回避して確実にもらえるポイントを回収する。この「1円を笑わない堅実な守り」こそが、豊かなFIRE生活を長続きさせる秘訣だと思います。



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