退職を決意したとき、気持ちはすでに次のステージへ向かっているかもしれません。 「自由な時間」「好きなことに挑戦」「FIRE生活のスタート」——そんなワクワクが胸を満たしてくる。
私もそんな気持ちでいっぱいでした。
でもその前に、ひとつだけ冷静になって考えてほしいことがあります。 それは、「無職になる前に済ませておくべきこと」があるということ。
今回は、僕自身の体験をもとに、FIRE前にやっておいて本当に良かったと思うことを語ります。
賃貸契約・引っ越しは退職前に済ませるべし
僕は長年(というより入社以来ほぼ全ての期間・・)、会社の契約で借りてもらっていた賃貸マンションに住んでいました。 持ち家も考えたことはあるけれど、「もう50歳を過ぎているし、いまさらローンを組むのもなぁ…」という気持ちが強く働いてました。
そこで、FIREを機に、大阪の片隅にある賃貸マンションへ引っ越すことにしました。
もちろん、これからは会社負担ではなく自己負担、FIRE生活の第一歩です。
さて、ここで問題になるのが「賃貸契約の審査」。
2,3か月かけて、いろいろな物件を見に行き、ようやく「これだ!」と思う物件を見つけたときに、不動産屋さんからはこう言われました。

「信用会社の審査と大家さんの審査があります。会社名などの情報と源泉徴収票をご用意ください」
会社員としての肩書きと収入証明があったおかげで、審査はスムーズ。 2日後には「審査OK」の連絡が来ました。
でもこれが、FIRE後の“無職”状態だったらどうだったか…。 フリーランスやアルバイトでは、審査が通るかどうかはかなり厳しい。 後から思い返しても、ちょっとゾッとします。
在社中に引っ越しした自分をほめてあげたい。
ローンの整理・新規契約も在職中に
マイホームを持っている方なら、住宅ローンの見直しも検討ポイントです。 金利の安い金融機関に乗り換えるだけでも、長期的には大きな節約になります。
また、田舎に家を買って自給自足生活を始めたいという方もいるでしょう。 FIREできるだけの資産があれば現金一括も可能ですが、ローンを組む場合は「信用力」がものを言います。
会社員としての肩書きがあるうちに、ローン契約を済ませておく。
これも、FIRE前の大事な準備のひとつです。
クレジットカードの見直しも忘れずに
私は普段、年会費無料の一般カードばかり使っています。
でも、ステータスを感じたい人や、豪華な特典・ポイント還元を狙っている人なら、高ステータスカードを検討することもあるでしょう。
クレジットカードの審査は、過去のクレジットヒストリーが良ければ通りやすいですが、でも「無職」というだけで、審査落ちするケースもあるようです。
実際、他の方のブログでこんな声を見かけました。
「貯蓄は十分あるのに、無職だから審査落ちした…」
だからこそ、狙っているカードがあるなら、FIRE前に作っておくことが鉄則だと思います。
まとめ:信用力があるうちに、未来の準備を
FIREは自由の始まり。だけど、その前に「会社員としての信用力」を最大限に活かしておくことが、安心して次のステージへ進む鍵になります。
- 賃貸契約・引っ越しは退職前に
- ローンの見直し・契約も在職中に
- クレジットカードは必要なものを先に作っておく
これらを済ませておけば、FIRE後の生活はぐっとスムーズになります。
コメント