以前の記事で「ソフトバンク社債がいいかな?」なんて話をしていましたが、結論から言うとそちらは見送ることにしました。
その代わり、本日(11月20日)募集開始となった「株式会社IDOM第3回無担保社債」、通称「Gulliver=IDOM債」を購入しました!
実はこの債券、条件がなかなか良さげだったんですよ。
ブログで事前に紹介しようかとも思ったのですが、今回は先着順で売り切れの可能性が高かったので……ライバルが増えないようにあえて黙っていました(笑)。無事に買えたので、詳細をシェアします。
実際、販売開始後30分ほど後に販売状況を確認すると「完売」となってました。
「IDOM債」とは?
今回発行されたのは、中古車販売でおなじみの「ガリバー」を展開している株式会社IDOMの社債です。
IDOMはこれまで機関投資家向けに社債を出していたみたいですが、個人投資家向けに販売するのは今回が初めてとのことのようで、SBI証券様が単独引受で募集・販売を行いました。
(参考:リリース資料)
【今回の発行条件】
- 商品名: 株式会社IDOM第3回無担保社債(社債間限定同順位特約付)
- 愛称:Gulliver=IDOM債
- 期間: 3年
- 利率: 年2.45%
- 格付け: BBB+(JCR)
- 申込単位: 10万円から
詳細は、SBI証券のHPを参考ください。
「無担保」と「社債間限定同順位特約」ってどういう意味?
債券の目論見書を見ると、難しい漢字が並んでいますよね。今回のポイントはこの2つです。
無担保社債
「万が一会社が潰れても、この社債用の担保はありません」という意味です。これだけ聞くと怖そうですが、いわゆる社債というと、ほとんどは無担保社債なので、これは一般的かと思います。
社債間限定同順位特約付
漢字ばかりで難しそうですが、簡単に言うと「後出しジャンケンなし」というルールです。
もしIDOMが今後、別の無担保社債を発行して、そっちにだけ「担保をつける」ようなことがあれば、投資家の返済順位が実質的に下がってしまい、不利な状況に陥ります。
そのようなことを防ぐため、もし今後発行する別の社債に担保を付ける場合、今回買った私たちの社債にも「同じように担保をつけます」という特約です。
これにより、他の債券保有者と比べて不利な扱いをされないよう守られています。
IDOMの倒産リスクを考えてみた
いくら金利が良くても、会社が潰れて紙切れになったら意味がないので、IDOMの状況を少しチェックしました。
まず大前提として、業績は好調のようです。また業界最大手ですし、格付けもBBB+(投資適格)を取得しています。
参考:日本格付研究所(JCR)の信用格付の結果 (2025/10)
あとは、会社が倒産するのは、結局のところ「債務超過(資産より借金が多くなる)」になるかということですので、すこし財務面を確認してみました。
自己資本比率
30%台後半を維持しています。小売業としては適正水準。総資産に対して十分な「純資産」があるので、多少の赤字が出てもすぐに債務超過にはなりません。
有利子負債(借金)
中古車を仕入れるというビジネスモデルのためか、借金は約900億円規模で少し多い感じです。
収益力
営業利益がしっかり出ているので、かなり強そうです。借金の利子を払う能力は十分に余裕がありますので、「儲けで利払いができない」という状況では、全くないようです。
あえて「倒産するシナリオ」を考えるとすれば、以下の2点ぐらいが起きた場合ぐらいかと思います。
- 中古車相場の大暴落:
B/Sの資料をみると在庫が約1000億あります。もし自動車の価値が一気に下がった場合は巨額の損失が出る。例えば10%ぐらい値下がりした場合、営業利益(約85億円)と同規模の価値を毀損することとなります。 - コンプライアンスの問題:
中古車と聞くと「ビッグモータ」のようなコンプライアンス違反がどうしても思いうかんでしまいます。業界最大手でそのような問題はないと信じてますが、もしコンプライアンスに問題があれば、信用を失い、資金が回らなくなるかの可能性はあります。
まとめ: 3年なら「買い」と私は判断
個人的な結論としては、
「かつてのビッグモーターのような大規模な不正・不祥事でもない限り、今後3年で倒産することはまずない」
と判断しました。
財務体力もあり、業界トップの地位も揺るぎない。それでいて期間3年でこの好利回りなら、リスクとリターンのバランスは非常に良い商品だと思います。
というわけで、本日無事に約定することができました。




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