本日、長期金利の終値利回りが、2008年以来の高水準になったとのニュースがありました。
参考: 共同通信社:【速報】長期金利の終値利回り、08年以来の高水準
日本銀行も、「追加利上げの時期が近づいている」と発表しているため、もう少し利回りが高くなる可能がありそうですが、日本国債への投資も少し魅力的になってきたかもしれません。
11月の個人向け国債、なかなか良い感じになってきた!
11月に発売された個人向け国債の利率をチェックしてみました。
- 第188回個人向け利付国債(変動・10年):1.100%
- 第176回個人向け利付国債(固定・5年):1.190%
- 第186回個人向け利付国債(固定・3年):0.990%
(あと0.01%高ければ、1%台にのったのに、残念)
ここ数年前までは最低保証の0.05%に張り付いていた時期が長かったですから、これはなかなか魅力的な水準になってきましたね。しかも、日本銀行が今後も利上げを進めるとアナウンスしているので、もう少し待てば、もう少し良い条件の国債に投資できる可能性もあります。
個人向け国債って、そもそもどんなもの?
個人向け国債は国が発行する債券で、元本が保証される金融商品です。
財務省のHPでの紹介資料だと

大雑把にまとめると、利率は横に置いておいても、「銀行の定期預金より実質利回りが高く、銀行預金より安全で、元本が保証される(1年経過後)」という、守りの資産としては非常に優秀な商品です。
ただし、デメリットとして、株式のような大きな成長は期待できず、インフレや株価の急上昇に資産価値が追随しにくい点は理解しておく必要があります。
で、FIRE民は国債に投資すべきなの?
結論から言うと、「あなたのFIREステージによります」。資産を築く「資産形成期」と、資産を取り崩す「資産活用期」では、その役割が大きく異なるのですためです。
まだ若い方、これからFIREを目指す方
まだまだ投資できる時間がたっぷりある方は、やっぱり株式での長期投資を中心にするべきです。
確かに株式は短期的には値動きがありますし、元本割れのリスクもあります。でも、長い投資期間があれば、最終的に株式の成長力の恩恵をしっかり受けられるんですよね。利益が限定的な国債よりも、株式投資の方が資産をガンガン増やせます。
それなりの年齢の方、もうFIRE達成した方
ある程度、資産の増減が読めている段階なら、ポートフォリオの一部に国債を入れることを検討もありかと思います。
具体的には、生活防衛資金の一部や、これから数年で使う予定のお金を個人向け国債に振り分けます。残りは引き続き株式で運用する。このハイブリッド作戦が個人的には良いのではと考えてます。
私の場合:17年分のお金を国債で確保してます
私のケースだと、70歳から年金をもらう予定にしています。今53歳なので、あと17年先となります。まずは、この期間の取り崩しについて考える必要があります。
ただ、この17年間については、生活費やライフイベントも見えており、必要な資産額がほぼ計算できています。計算以上に増やす必要もななく、計算通りの資産が運用できれば目標達成です。
よって、リスクを冒してまで株式などに投資する必要はなく、安定的に運用ができる国債などの債券で確保してます。
そして、上で確保した以外の部分については、投資信託(株式、REIT、金など)のリスク資産で運用し、さらなる資産の増加を狙っています。
この方法、シーケンスリスクを避けることができます
4%ルールで取り崩す場合(トリニティスタディ)、一番怖いのがシーケンスリスク。つまり、取り崩し開始直後の市場が不景気だった場合、運用がうまくいかず、資産が枯渇する確率が高まるというリスクがあります。
でも、最低でも17年分のお金を国債で確保しているので、このリスクで悩まなくて済むんです。株式市場が暴落しても、17年間は安定した資金源があるから、焦って株を売る必要がない。これ、めちゃくちゃ心強いと思います。
株式投資、長期で見ればかなり堅い
過去のデータを見ると、株式投資についてこんなことが分かってます。
- 20年以上の投資期間:過去データでは、20年以上持ち続ければ元本割れの確率はほぼゼロになると言われています
- 短期だとリスクあり:5年程度だと元本割れの確率が20%くらいあるけど、20年なら約0%
17年もあれば、株式投資で元本割れしないって信じられる。だから、残りの投資信託部分は、暴落を恐れず全力で運用を続けられると思います。
まとめ
個人向け国債は、FIRE民にとって万能ってわけじゃないです。でも、人生のステージやFIREの進み具合に応じて上手く使い分ければ、すごく頼れる存在になります。
- 若い世代・FIRE準備中:株式メインで資産を増やす
- FIRE達成済み・取り崩し中:国債で安定資金を確保しつつ、残りは株式で成長を狙う
この作戦で、短期的な暴落にも耐えられ、長期的な資産成長も狙える。
バランスの取れた運用ができるのではないかと思ってます。



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