6000万円の資産運用を家族に反対された話

相談中 FIRE後の生活

FIRE(早期リタイア)をスタートした我が家。退職金などを含めて約6000万円の家族共有資産があり、その運用方法について家族と話し合いをしました。しかし、そこで直面したのは「預金以外は不安」という根強い価値観でした。

この経験を通じて、日本における金融リテラシーの問題について考えさせられたので、今回はそのことについて書いてみたいと思います。

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我が家の資産状況と運用提案

現状の資産構成ですが、結婚前に貯めていた資産を運用等を行っている個人資産が約160百万円と、結婚後に準備した家族共用資産が60百万円ぐらいあります。この家族共用の資産ですが、メガバンク1行の普通預金にすべて預けています。

この状況には、いくつかの問題点がありました。

問題点1:金利の低さ
メガバンクの普通預金金利は0.2%程度。6000万円を預けても年間12万円程度の利息にしかなりません。

問題点2:ペイオフのリスク
ペイオフ制度では、銀行が破綻した場合に保護されるのは1000万円まで。それを大きく超える金額が無防備な状態でした。

私の提案:個人向け国債の活用

そこで私は妻に次のような提案をしました。

「家族共用の資産として銀行に預けているお金だけど、ペイオフ分の1000万円を除いた5000万円を個人向け国債で運用してはどうか?」

個人向け国債のメリット

  • 現在の金利は約1%(普通預金の5倍)
  • 5000万円なら年間50万円の利息
  • 1年経過後は途中解約も可能
  • 国が発行する債券なので安全性は銀行預金以上

さらに保守的に、「3000万円は国債、残り3000万円は生活防衛資金として普通預金に」という話もしました。

妻の反応:全て却下

しかし、返ってきた答えは「何かあったらどうするの?お金が必要になるよね」という不安の声でした。

結局、全額を普通預金のままにすることに。

私がFIREするときに作成したライフプラン表では、家族共有資産は預金で運用(利息は0.16%ぐらいを想定)としていたので、妻の言うようにすべて銀行預金で預金していても計算上は問題ないのですが、正直なところ複雑な気持ちです。


なぜ「銀行預金」が最も安全だと思われているのか?

普段使いのお金は銀行預金に入れるべきで、しばらく使わないお金に限っての話とはなりますが、客観的に見れば、個人向け国債は銀行預金よりも安全な資産です。

安全性の比較

  • 銀行預金:銀行の信用力に依存、ペイオフは1000万円まで
  • 個人向け国債:日本国の信用力に依存(銀行より上位)、元本保証(1年以上経てば)

それなのに、私の妻を含めてなぜ多くの日本人は「預金が一番安全」と考えるのでしょうか?

日本人の預金比率の高さ

日本の家計金融資産における預金比率は50%を超えており、アメリカの約13%、ヨーロッパの約35%と比較しても突出して高い状況です。

この「預金最高!」主義は、どこから来ているのでしょうか?

考えられる要因:

  • 金融知識の不足による「よく分からないものは怖い」という心理
  • 「お金の話はタブー」という文化的背景

日本に金融教育が足りない理由

「お金の話は品がない」というタブー

日本では長らく「お金の話は品がない」という文化的なタブーが存在してきました。お金についてオープンに話すことをためらう空気があり、これは明らかに悪しき習慣だと思います。

この文化が、金融リテラシーの向上を妨げてきた大きな要因の一つではないでしょうか。

義務教育で金融リテラシーを教えるべきでは

義務教育で「家計管理の方法」「投資商品の基礎知識」「保険の仕組みと必要性の判断」「クレジットカード・ローンのリスク」のような金融リテラシーを教えていれば、「クレジットカード破綻」「保険会社に言われるままの不要な保険契約」「銀行が勧める手数料の高い投資商品の購入」などの多くの不幸を防げるはずです。

私個人としては、中高生ぐらいに確定申告が簡単にできるレベルの税務知識を義務教育で教えてほしかったと思います。

社会人になってから税制を理解するのは大変ですし、知らないことで損をしている人も多いはずです。

まとめ:金融リテラシーは生きる力

今回の家族との話し合いを通じて、金融リテラシーの重要性を改めて実感しました。

6000万円という大きな資産を、安全性が高く金利も良い選択肢があるにもかかわらず、「よく分からないから」という理由で活用できないのは、もったいないことです。


まぁ、我が家の場合は、妻の意見を尊重して「全額、銀行預金」にはする予定ですが・・・・。
なかなか、うまくいかないものですね。

  


早期リタイア(FIRE)時に考えることを以下の記事にまとめました。ぜひ参考にしてください


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